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- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784141891826
感想・レビュー・書評
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剰余経済の証 金森敦子著「お伊勢まいり ニッポン観光事始め」.
「庶民が旅を知った時代」から、書き出しが始まる.「農民 諸国漫遊の旅に出る」「道中 山あり谷あり助けあり」「つまらないとは言わせない 腕利き案内人の活躍」「おかげ参りのエネルギー 庶民の旅が日本を変えた」の四章.
「農民 諸国漫遊」が、そもそも江戸時代の農民に対する固定観念、改定を示すという.農民的剰余で、そこそこの暮らしを示すものと、する.
観光案内所や、「腕利き案内人」に、旅にまつわる経済の成立を読み取ることができる.
「おかげ参り」は、幕末の「えいじゃないか」が著明.でも慶安2年、寛永15年、宝永2年、明和8年、文政13年、慶応3年と発生.
名古屋付近から発生は近年の研究で、「三河国吉田」と理解.「一生に一度は伊勢参り」ではなく、「日本には信じられないほどの旅行者が居た」と、されている.
「伊勢参り」.そこを、旅行者の主体・旅行の過程・サービスのプロ、そして「旅に集積、民衆のエネルギー」.それらが構造的にとらえられている詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治サイエンス事件帳、お伊勢参りニッポン観光事始め
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'09.04 読了
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