悪党パーカー・標的はイーグル (ハヤカワ・ミステリ 1489)

著者 : リチャード・スターク 木村二郎

• 早川書房 (1987年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[やす君さんの感想 · 2021年12月20日]

中学時代、40年以上前に読んだ。最初の出会いは殺人遊園地だった。その後シリーズを読み漁った。パーカーに憧れて、犯罪者になろうとは思わなかったが、彼のように合理的で実現力のある人物になりたいと思った。今振り返ると、人生に、自分の美学に多大な影響を受けたように思う。逃亡の顔だけ手に入らず未了だったが、やっと40年越しに手に入れた。もったいなくて読めない笑
作者別名のウェストレイクのドートマンダーシリーズも大いに楽しんだ。

[small-faceさんの感想 · 2018年11月25日]

現代の基準と比較してしまうと、良くも悪くも描写が軽く、もう少し踏み込んで書いてもらいたいと思ってしまう部分が少なからずあるが、その分、軽快に読み進められると言える。むしろ問題なのはストーリーで、シリーズもの故に安定感は感じるが、大きな特徴がなく、ワンパターンの展開に陥っていて、小説特有の没入感は希薄である。