世界の合言葉は森 (ハヤカワ文庫 SF ル 1-8)

  • 早川書房
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本棚登録 : 140
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150108694

作品紹介・あらすじ

森がどんどん消滅していく-植民惑星ニュー・タヒチでは、地球に木材を輸出するため、大規模な伐採作業が進められていた。利益優先の乱開発で、惑星の生態系は崩壊寸前。森を追われた原住種族アスシー人は、ついに地球人に牙をむいた!だが、圧倒的な軍事力を誇る地球人に、アスシー人の大集団も歯がたたない…二つの知的種族とその文明の衝突が生む悲劇を、神話的なモチーフをたくみに用いて描きあげるヒューゴー賞受賞の表題作ほか、辺境の植民惑星に生まれた一人の多感な少女の成長を静謐なタッチで綴る佳品「アオサギの眼」を併録。

感想・レビュー・書評

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  • グィンの中編2つ 表紙がいい
    表紙   8点上原 徹
    展開   6点1972年著作
    文章   6点
    内容 740点
    合計 760点

  • 男性的な社会にとことんケンカ売ってるなって感じの表題作。ある惑星を原住民を使って乱開発しようとする地球人。基本作者は人類を信用してないんだなって伝わってくる。もう1つ収録している「アオサギの眼」の方が好きかも。地球から追放され別の星で発展しようとしている人類。それなのに地球上と同じ対立軸で争うのが実にこっけい。でも主人公の少女が環境に左右されず自ら考え生きようとする姿が強く印象に残った。

  • ちょっと私には難しかったです。。。

  • ル・グィン始球式 表紙に惹かれた

  • 中編です。
    ル・ググィンならでは…
    想像された世界の確かな手触り。
    皮肉の効いた描写と、それでも息づいている生命力。

  • 2009/3/9購入

  • 未読未購入に付き内容についてはパス。と言うか買い逃してそれっきりになっていた所でSaGa Frontier2をやって、出て来た植物系モンスターの技名がコレだったんで思わず吹いた。

  • これもまた切ない話。「きれいね」。この一言にどれだけの想いがこもっていたのでしょう。

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著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula K. Le Guin)
1929年10月21日-2018年1月22日
ル=グウィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
(2018年5月10日最終更新)

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