ドクター・アダー (ハヤカワ文庫 SF シ 9-1)

  • 早川書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150109073

作品紹介・あらすじ

ロサンジェルスの暗黒街に君臨する悪徳外科医ドクター・アダー。その華麗なメスから生まれる奇抜で醜悪な肉体改変が、この街を肉欲と悪徳の都に変えた!一方アダーを敵視する一派も勢力を拡大している。そしていま、アダーにひとりの客が訪れた-アメゾナの養鶏場で働く青年リミットが携えてきた伝説のハイテク武器は、この戦いの様相を一変させるが…SF史上最も危険な傑作登場!

感想・レビュー・書評

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  • 「P・K・ディック絶賛」という帯と彼が序文を書いているということで手にした一冊
    ドクターモロー的なのが都会の真ん中で崇拝されて幅を利かせているっ

  • スラングが多くごちゃごちゃしていて,アイデアは面白いとは思うのだけどネバネバした感触がつきまとって気持ち悪かった.人体改造にしても,セックスがらみでスッキリしないし,ディックが感じた魅力がわからなかった.

  • ドクター・アダー (ハヤカワ文庫SF)

  • 古書購入

  • 72年に書かれたが出版できたのが84年の傑作
    表紙   6点大森 英樹
    展開   7点1972年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 820点

  • 序盤はいまいちついていけなかったな。はじめっからハイペースすぎるんだもの。終わりにいくにつれどんどん流れに乗っていけて、なんとかサイバーパンクは味わえたかな?

  • ギョエェ、ウヒョー、ホヘーで面白かった。(赤並感)

    途轍もない性的倒錯が目白押しだけど、基底は狂気渦巻く社会における青年の冒険譚であったりで、グロさよりも中盤以降の二転三転するストーリ展開に驚愕し最後まで引き込まれた。
    ただ一番の驚きは72年の作品であること。どうしたら昭和47年にこんなぶっ飛んだことを...。
    これは様々な層の狂気が描かれた作品だと思う。アンダーグランドの住人の狂気よりも倫理ぶってる人達の狂気の方が数段怖かった。原文がそうなのか翻訳のためか、古さを余り感じず、疾走感があるカッコいい文体で読んでいて楽しい。(小並感)

  • エリオット・シャープの『証拠隠滅』にも同名の楽曲が収録されている(邦題「毒蛇博士」)、カルトな怪作。
    序文はフィリップ・k・ディックによるもの。
    作者ジーターはその後、『ブレードランナー』の続編を書いている。(『ブレードランナー2 レプリカントの墓標』、『ブレードランナー3 』の二作。映画版のストーリーを受け継ぎつつも原作小説の設定も引用した)

  • 遅れてきたSF。書かれた時代に刊行されていたらもっと衝撃的だったでしょうに。

  • この人が書いたブレードランナーの続編は、ディックの小説とリドリー・スコットの映画という「別物」を一体の話として昇華するというすばらしい力技でした。

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