- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115623
感想・レビュー・書評
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『火星縦断』は、2028年の火星探査隊が帰還船の事故後、新たな帰還船を求めて火星を横断するサバイバルストーリーです
2000年に上梓された小説詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりの本格ハードSFです。時代は2010年ごろの近未来、作者はNASAの現役職員(作家の方が本業かな)ですからね、相当リアリティーがあります。
あらすじに書いたのは走りの部分で、分冊した方が良いと思える厚さの長編の3/4は火星での移動を舞台にしています。主要登場人物は5人ですが、ハードSFとしては充分な人物造形ができていると思います。
ただ、残念なことに、もう一つ飛びぬけたシーンが無いですね。なだらかな山地のトレッキングと言うか、なだらかな高低は有るものの、飛びぬけた嶺や絶景ポイントが無い。そんな感じの作品です。
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火星での設定に無理があるが、それをゆるせる個人の描き方がすばらしい
表紙 6点田中 光 小野田 和子訳
展開 6点2000年著作
文章 7点
内容 640点
合計 659点 -
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1つの章が短いので、通勤電車内で読むのに最適。そのために余白が多くなっているので、全体の分量も多くない(と思う)。<br>
火星を縦断するよりも、登場人物の過去の描写の方が多いのではないだろうか?<br>
しかし、彼らは無事地球に還ることができたのだろうか?帰還時の火星と地球の位置関係の記述が無かったような気がする。<br>
まあ、そこまで考慮した重量制限だったということで。<br>
読みやすい。 -
ある日、こんなニュースをTVで見る日が来るかもしれない。そんな気がする物語。
そして、この物語に直接関係ないが、あのカナダ人の愛する女性はいつも。。。彼らに待ち受ける運命なのか