明日への誓い (ハヤカワ文庫 SF ム 3-3 若き女船長カイの挑戦)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (655ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115913

感想・レビュー・書評

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  • 女船長カイシリーズの3冊目。
    「ヴァッタ家の戦争」シリーズ、というのが正式なのかも(解説より)。

    やっぱり面白い!
    展開の妙にぐいぐい引き込まれる。
    王道まっしぐらなスペースオペラ、と解説にもあるように、SFとしての新鮮味はない。
    だけど、王道とは即ちキングオブロードなわけで、まあこれは意味もなく英語に訳してみただけなんだけど、正統派なガチ鉄板ってのは、題材としてはすでに完成されているわけで、つまり、素材としては申し分のないことが保証されている、ということ。
    あとは、キャラクタ造型やシーン演出、そしてストーリィテリングの妙、という部分が冴えれば冴えるほど、その面白さはぐんぐん加算されていく。
    そして、著者のエリザベス・ムーンは、それらを素晴らしく高い位置で保持している作家さん。
    であるのなら、もう本書の面白さは読む前から分かりきったこと、なのです。

    実際に読んでみて、やっぱり素晴らしく面白いSFでした。
    ここが面白い、と指で示すことが出来るような面白さではなく、作品全体を読み進めていくことが純粋に楽しい。
    ようやく準備が整い、さあ反転攻勢だ!という結末なので、これからの展開に否が応でも期待感が膨らむ・・・、のだけど、このあとがずっと未訳のままらしい。
    海外作品はこれがあるからキツいんだよなー。
    早く翻訳が出てきてくれる日を待ち望んでおります。

  • だんだと面白くなっている 4・5を出版してほしい
    表紙   7点照世  斎藤 伯好 月岡 小穂訳
    展開   5点2006年著作
    文章   6点
    内容 720点
    合計 738点

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