兄弟団の謀略 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2015年12月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150120412

作品紹介・あらすじ

ベッチデ人三名は、惑星ケリヤンの海底にある、兄弟団の拠点基地にようやく到着した!

感想・レビュー・書評

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  • 510巻「兄弟団の謀略」
    渡辺広佐訳
    2015年12月15日発刊
    宇宙ハンザサイクル (500巻1,000話-550巻1,099話) NGZ1(西暦3,588年)-426年
    「サーフォ・マラガン、ブレザー・ファドン、スカウティのベッチデ人三名は、惑星ケリヤンの港町ウナデルンに到達し、ついに兄弟団とのコンタクトに成功した。これで、クランドホルの賢人に近づく道が開けるかもしれない。三名は兄弟団のメンバーに導かれ、かれらの基地がある海底地下へ向かった。そこに待っていたのは、兄弟団の団長であるターツのサルガメクであった。その姿は、三名にとって思いもよらないものだった!?」

    ・1019話「兄弟団の謀略」ハンス・クナイフェル著
     In den Händen der Bruderschaft
     Hans Kneifel
     Dienstag, 3. März 1981
    侯爵ルゴ343年(初めてクランドホル公国の年号が登場)、ベッチデ人3名は海底地下の兄弟団のアジトで団長サルガメクに引き合わされた。
    サルガメクはターツ人で四肢がなく肥満した容姿であり、二匹目のスプーディが適合せず一体化していないようだ。理性も病んでいるようで、サーフォ・マラガンに嫉妬しているためか、困難なテストばかり行う。

    しかし治安局長リルストと防衛隊、もとハンターのソルギルにより兄弟団のアジトが暴かれ、ベッチデ人3名は救われた。ベッチデ人をきっかけに、総督ブレボーン、女商人カルダヘル、リルストが本格的に行動したためで、ここでもベッチデ人がきっかけとなり事態が動いたことになる。ソルギルをメインとした兄弟団のアジト捜索の過程が長かった。サルガメクは腹心のケルシルと逃げてしまった。
    タイトルの「兄弟団の“謀略”」とは、サーフォを苦しめたことを意味するのかが分からなかった。

    ベッチデ人3名はブレボーンから宇宙船《マルサガン》に乗せられ、重傷のバルクハーデンと会えた。しかしバルクハーデンが賢人に会わせようとしたのかどうか?指示がないまま亡くなってしまい、艦長アルキスゾンはすぐに判断できないらしい。今後どこに連れて行かれるのかははっきりせず、もう少し冒険がありそうだ。

    ところで、これまで何度かベッチデ人の「山の老人にかけて!」というセリフが登場する。しかし501巻の1,002話「白い船の異人」以来、山の老人ドウク・ラングル自身が登場しなくて寂しい。
    (2017.7読了、2026.3.8再読)

    ・1020話「ヴィールス実験」ウィリアム・フォルツ著
     Das Viren-Experiment
     William Voltz
     Dienstag, 10. März 1981
    500巻以降を読んで来て、私が胡散臭いと思う2名が登場する。
    一人は、地球に帰ってきた深淵の騎士ジェン・サリクで、120歳くらいに見えるが500歳をこえている。
    旧暦3,587年に紛失したリバルド・コレッロの細胞活性装置を持っていた。500巻「テラナー」の999話「帰郷」で私が怪しいと思った通りだった。ローダンからは許してもらっていないように思えると、アラスカ・シェーデレーアに言っている。当たり前だろう。しかし窃盗ではないとも言っている。ジェンはノルガン・テュア銀河の惑星クーラトのケスドジャン・ドームで監視騎士団の一員として任命され、ペリーにも資格があるため、クーラトに連れていくために戻って来た。
    再読したら、ジェンの発言から胡散臭いとは思わなくなった。

    もう一人は、謎の異星人キウープで、実験室から逃走してしまった。
    キウープの実験、コスモクラートの指示で再建していたヴィールス・インペリウムが失敗し、巨大軟体動物を作ってしまった。テラニア・シティから南西450kmのショナアルで、NGZ424年10月9日以降に人命を奪う大損害を出してしまい、レジナルド・ブル(日本版表紙)たちによって片づけられた。

    キウープが実験するヴィールス・インペリウムには三つの究極の謎が関わっており、無限アマルダ/法/フロストルービンだ。それはジェンによると、深淵の騎士の先駆的組織ポルレイターの規則と関わりがあると言う。そのため、NGZ424年10月15日にルナから戻ったローダンは、《バジス》をノルガン・テュア銀河に派遣する決定をした。いずれクーラトに行くためで、ジェンは賛成だ。
    またローダンはキウープの実験を厳重監視下で続けるべきだと発言し、ブリーやテフラーから大反対される。監視から逃れたり、理由も覚えていない実験を続けたいのでは当たり前だろう。

    最後に、ハルト人イホ・トロトがテラニアのガルブス地区で大暴れしていると連絡が入った。

    なお、506巻「第五使者の誕生」の1,012話「プログラミングされた男」に登場した、惑星ジャルヴィス=ジャルヴの輸入管理官ブルーク・トーセンは地球に連れてこられていた。セポ=アトフィスの潜在的工作員として、診察・治療を受けていた。
    (2017.7.26読了、2026.3.11再読)

    ※2017.7.26読了
     2026.3.4再読開始、3.11読了

  • 特に今回は無し。もう次を読んでいる。

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