- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150201708
感想・レビュー・書評
-
今回の主役は「幽霊」のジョーダンです。
ルーグナ城のタペストリーが綴る、
400年前の野蛮人の戦士の回想物語です。
怪物にかじられるわ、毒を盛られるわ、
谷底に投げ捨てられるわ、剣で切り刻まれるわと大冒険の連続です(笑)
しかし彼はへこたれません。
課せられた使命を果たそうと、文字通り「命がけ」で立ち向かいますが、
最後に待ち受けていたのは「残酷な嘘」でした。
幽霊のロマンスは3巻の「ルーグナ城の秘密」でも登場したミリーに
続き、2回目ですね。
ダブルプロットでもない珍しい構成だと思っていたら、
後書きに、著者が前半が大幅にカットしていたとありました。
その分、冒険活劇として十分に楽しめた一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思い出語りがいつまでたっても終わらないので、アイビィのターンはいつくるんだろうとずっと思って半分が過ぎました。こういう話の作り方だったのねとやっと気づいたのはその時でした。
全体的には楽しかったですけど…スタンリーとヒューゴーの扱いが相変わらずで、非道い女だなアイビィ(笑) -
頭の固い野蛮人の男と半悪魔の美女。男は非業の死を遂げ、女は望まない結婚の末、死を選ぶ。そして幽霊となった男が、ザンスの王女に生前の冒険を語る……。と書いたらまるっきり悲恋ものだけど、まあそこは、ザンスですから。
-
ザンスシリーズ 8冊目