ウィッチャーV 湖の貴婦人 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
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本棚登録 : 151
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (768ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150206079

作品紹介・あらすじ

〈ツバメの塔〉で、辛くも死を逃れた少女シリ。だが彼女はウィッチャーのゲラルトとともに戦うため、戦乱のさなかに戻っていく!

感想・レビュー・書評

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  • 圧倒的な世界観だな~。叙事詩というのだろうか。いろんな一般人の視点も織り交ぜてて。
    何より、ヴィルゲフォルツを倒してもハッピーエンドには程遠く、問題は山積み…。ゲラルトは無双でも何でもなくやられるときは結構やられる。
    長い小説を読み終わった時の喪失感をまた味わってしまった。


  • ウィッチャー・サーガの最終章。シリラは強く芯のある女性になった。数々の出会いと別れ、苦難を乗り越える。ララ・ドレンから続く「古き血」を自らの欲のために利用しようと画策してきた皇帝、諜報機関、魔法使いは、シリラを愛するゲラルドたちによって野望を挫かれた。シリラは古き血の因縁を超えて、新しい希望へと走り出す。どこへ行ってしまうのか。いつか短くとも続編が書かれたらと読みたいと思う。

    #ブクログ

  • 陰謀渦巻く~なので登場人物が入り乱れ誰が誰だかわからなくなることも

  • 群像劇。
    伏線というほどでもないけど、物語のなかに散らばっていた人物たちと彼らの過去現在未来が絵画・書物・夢・本の世界を通じて収束していく巻。一気読みしてよかった。あんな人がこんなところでこんなふうに。

    シリの能力の種明かし、戦争、運命の謎解き、ラスボス退治、戦後処理の政治と人種対立、と別の作品のような大きな構成が、物語の語られ方解き明かし方の横糸でつなげられている。

    異世界転生的なのは好みではないけど、物語は時空を超えて語られるもので、それぞれに宇宙があるというのは好き。
    最後に旅立って新しい世界へ行くのはお約束かな。

    ポーランド版が1999年初版ということで、女魔法使いたちの描写にミソジニーなとこがあるのはひっかかるけど、シリのセクシュアリティが流動的だったり、性暴力描写や家父長制へのフェミニズム的批判は踏まえてるのかな?という気はする。

    〈ブレンナの戦い〉は軍事戦闘シーン好きとしては堪らない描写。これ、ドラマでももちろんやってくれるよね?

    ところで表紙は誰?アングレーム?

    この後がゲーム1作目につながっていくと知り、なるほど。

  • 大人の、過酷で、残酷なファンタジーだったな。でもそれでも進んでいくであろう未来を感じる終わりだった。なんせ登場人物も情報も多いので理解できてるのか不安だけど。なんかこう、やるせないなーと思うことが多かったな…人の欲とか弱さとか傲慢さとか。ストーリーの壮大さはもちろんなのだけれど、個人的には人々(他の種族も含めて)の生き様考え方に、色々感じるものが多かったな。

    あと会話がなんかクセになる。
    落ち着いた頃にまたのんびり読み直したい。

  • ウィッチャーシリーズ最終巻。
    シリーズものってだんだんつまらなくなる作品が割と多いんだけど、その点ウィッチャーシリーズは問題なしb(^^)
    ていうか本巻がシリーズの中で一番面白かった。
    800ページ近くありながら全然ダレるところがないというのもすごい。
    シリの異世界での冒険、ゲラルト一行のトゥサン公国滞在記、ヴィルゲフォルツ&ボンハートとの最終決戦、北方諸国とニルフガードの戦争の顛末、ゲラルトたちのその後などなど、とにかく見所が満載。
    自分的には、シリとアルダー王国(別世界にあるエルフ族の王国)との関係がわかったので、
    ビデオゲーム「ウィッチャー3」をプレイしていて???だったところがスッキリした(^^)
    そのほかゲラルトのモテッぷり(うらやまー)や、シャニたちチョイ役のエピソードもきめ細かく描かれていて読み応え有り。
    ただ、前巻で突き抜けたワルぶり見せつけてかっこよかったボンハートが、今回はただのゲスな悪党になっちゃってたのはちょっと残念だったかな(><)

  • シリの大冒険!
    湖の貴婦人、なるほど……。

  • 完結篇
    んー、舞台を細かく語ってきたのに、最後はドタバタと慌ただしく幕引きしちゃったな

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