ノスフェラスの嵐―グイン・サーガ(19) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301934

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  • イシュト&スカール。

  • グインサーガ屈指のSF回です。スカールの運命もこれで定まります。全員に大きな運命をしっかり背負わせるあたり神がかっています。

  • サイロンを出たイシュトヴァーンが出会ったアリストートス。アリの囁く夢物語に、イシュトヴァーンは強く惹かれる。
    一方、グル=ヌーを目指すスカールたち草原の戦士たちは、ノスフェラスで大きな犠牲を出しながらも、狗頭山を越える。
    しかし水も底を尽き、やっと見つけた汚染されたオアシスで、スカールは北の賢者ロカンドラスに会う。
    ロカンドラスはスカールひとりを連れてグル=ヌーを案内し、星船の中の謎の赤子を見せるのだった。

  • 今回の主役はイシュトとスカール。
    グインと別れたイシュトヴァーン。一人の占い師に「王にしてやる」と言われます。彼はアリストートス。アリはイシュトにモンゴール制覇の道を示します。軍師を得て、いよいよ新展開。と思いきや、話は大きく変わってノスフェラスをさまようスカールへ。スカールはセム族の協力を得て、グル=ヌーを目指し厳しい旅を続けます。水も尽き、もうだめかと思われた時、伝説の魔道士ロカンドロスが現れます。彼に伴われ瘴気の谷を抜け、グル=ヌーに至ったスカール。ついにグル=ヌーの真実を知る最初の一般人になります。グル=ヌーにあったもの、それはロケット(星船)の墜落現場でした。瘴気の谷やノスフェラスはその放射能汚染の結果度というのです。そしてロケットの中にいたのは巨大な赤ん坊。それ以上は謎のままです。
    機械なんてほとんど出てこないファンタジーのような世界に、急にロケットが登場し、一気にSFらしくなってきました。グル=ヌーの下りは一気に読めますよ。

  • グイン出ません。
    黒太子が冒険します。

  •  1997年7月13日再読

     2007年3月12日再読

  • 既読本

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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