疑惑の月蝕―グイン・サーガ(77) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.15
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本棚登録 : 232
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306571

作品紹介・あらすじ

ジェニュアからの脱出を図らんとするナリス軍。そしてこれを追討するレムス国王軍。両者は夕刻、ルーナの森でついに激突した。ヤンダル・ゾッグのあやかしか、巨大な眼球となった不気味な月が見おろす下での戦闘は熾烈をきわめ、森は鮮血に染まる。同じ月の下、魔空間に変容したクリスタル・パレスで、恐怖に打ち震えるリンダの姿があった。そしてその一方、戦場を驚愕の知らせが駆け抜ける。「アルド・ナリス崩御-」と。

感想・レビュー・書評

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  • ナ、ナ、ナ、ナリスーーー!

  • ナリスが亡くなったあとの、各国と周りの反応というところですね。
    読むのにすごく時間がかかりました。
    話が進むのが遅いような……。

  • ナリス様崩御の報が全てです。

  • 疑惑の月蝕―グイン・サーガ(77) (ハヤカワ文庫JA)

  • 吐きそうなくらいショックなんですけどщ(´□`)щ オーマイガーッ!!ページを捲れど捲れどブルー…。否定する材料を必死に見つける。その1:グインが冷静に策略の可能性に言及してる。その2:栗本さんならこんな美味しい悲劇の材料をこんなあっさり書く訳ない。メソメソくどくど本人に長ゼリフを吐かせるにるに違いない!☚これだ!

  • ナリスが服毒した直後に、参戦したスカール。そして一時休戦。
    ナリス死すの報にゆれる、ゴーラのイシュトバーンとケイロニアのグイン。ひさしぶりに登場した、イシュトとグインはそれぞれの立場で、この報を受けるが、動く事はできず。しかしそれぞれに高い関心と動くタイミングを計っている様子。その間になぜかマリウスが動揺し、出奔してしまう。
    しかし陰謀渦巻くナリスの周辺はやはりきな臭く、再び三度ナリスが生き返ってくるのではないかと予感させるような、動きが。。。

  • グインサーガって単独で評価つけても意味がないと思ってたけど、この巻は「やられた~」って感じ。

  •  5/10読了。

     あらすじ:ナリスの死により、マリウスがケイロニアを出発、、、竜頭の怪物がナリス軍を襲う中、ヴァレリウスが帰ってくる。

  • 栗本薫のグイン・サーガシリーズ77作目。ナリスが死んだ直後に、スカールが到着するが1タルザン間に合わず。ヨナは、淡々と指揮をとる。訃報は、モンゴールにもケイロニアにも伝わる。マリウスはこの知らせを聞くと、グインに文句を言った後に、一人ひそかに国を発つ。<BR>
    さて、作者もナリスが以前に同じ手を使って死んだ振りをしたことを書いて、その線を消そうとしている。でも、ヨナの態度を見ていると、死体であってもナリスを守ろうとしているので、これは期待ができる。でも、魔道士をたくさん抱えて、スカールがすぐそばまで来ていることはわかっているだろうに、どうして死んだり(振り?)させたんだろう。それに、死ぬときは、ヴァレリウスと一緒と約束しているのに、一人裂きに死ぬのはやっぱりおかしい。さー、どっちだ?!
    2006.6.7読了

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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