- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150312657
作品紹介・あらすじ
座敷牢に籠った幼い異父弟は、離れて暮らしていた警官の兄に母殺しを告白した……『東京バンドワゴン』の著者が描く旧家の悲劇!
感想・レビュー・書評
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最後まで展開が読めなくて気になりながら読んだ。
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小路氏には珍しいハードボイルド路線の作品。
事件部分の背景やら犯人の行動やら、質的にいろいろ不満がありますが、人間を描いた部分は小路節が随所に出ており、プロットは△、人物造形は○という感じです。 -
現役大臣襲撃の際に足を負傷して休職中のSP土壁英朗。別れて育った母親の死と義理の弟の存在を知り、リハビリ兼ねて母の墓参りへ。そこで待っていたのは、数々の謎と事件だった。出会った人を初見で動物に見立てる不思議な癖というか力が。母の死の謎を解き明かせるか。
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SPの土壁英朗が幼い頃別れた母親の実家は、とある北海道の名家だった。労災休暇を兼ねて死んだ母親の墓参りに初めて行ったその名家には、座敷牢の中に佇む歳の離れた少年、父違いの弟がいた…。開拓時代の北海道の片隅で秘かに隠された秘密、それに纏わる謎と事件を、SPがお門違いの捜査を始めます。途中まで面白く読みましたが、最後の英朗の穿ち過ぎた謎解きは不要だった気がします。後味が悪くなりました。英朗は良識のある主人公だっただけに、人の親切や友情を素直に受け止めて欲しかったです。
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小路さんの作品はやっぱりすらすら読める。主人公SPというか警察関係者にしては優しすぎて、そのまま信じてもいいのだろうか、とこちらが心配になった。都合がよすぎるというか、裏を読もうとしてしまうこちらがいけないんだろうな。
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久しぶりの小路幸也さん
東京バンドワゴンシリーズでちょっとお腹一杯の気分だったけど
読み始めると、読みやすく、とんとん拍子に読み進められる
ああ、面白いなぁと やっぱり面白かったなぁと。。。。
未来くんが、元気で幸せに暮らしていけるように
優しい大人がそれだけを考えて行動する姿に
ミステリーで、ハラハラもあるけれど、安心して読めた -
うわー。なかなか本が読めない環境の中、
途中から、気になって気になって。久しぶりに、布団の中で睡眠時間と戦いながら
読んだ!!
まだ、まだあるの?というウエーブにドキドキ。
そして、やっぱり登場人物がみんなでいい人