- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150314767
作品紹介・あらすじ
紙越空魚と仁科鳥子が裏世界で初めて出逢ってから、もうすぐ1年。大学でゼミに入った空魚は、謎の寺生まれの青年と出逢い――?
感想・レビュー・書評
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今回は長編(作者後書き曰く「劇場版」)で、扱うネタもいつもとはちょっと毛色が違うが、話の作りとしてはいつもの短編がそのまま長編ボリュームになったような感じ。物語の起伏はあるのだがそれをあまり感じさせない、ある種日常系のような読み味は長編でも実現できるのかと妙なところに感心してしまった。今回は前巻からの刊行期間が短かったので、この勢いで次も期待したいところ。
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今回ほどハラハラしたことないよー、裏世界ピクニック!
寺生まれのTさん、怖すぎるし笑
とにかくワタシは空魚ちゃんがいちばんやばいとは思っているのでそこが読みたい!
アニメは終わっちゃったけど⑦楽しみにしてます! -
安定の面白さ。続きが楽しみ。
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2021年3月ハヤカワJA文庫刊。書下ろし。シリーズ6作目。長編。いつもながら、裏世界の構築が緻密で、楽しめる。登場人物たちの行動と思いに、わくわく感がもの凄くあって、面白い。始まりの空魚の記憶喪失や、島子、小桜、茜理の動きに緊張感があり長編の持つメリットと相まって強く心に残ります。素晴らしい。
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軽快なやりとりが小気味良い。前巻は、露骨にいちゃついてる感じが、求めていたものではない気がしたが、なんか馴染んで来たというか。距離を詰めてきた鳥子に、ちゃんと応えてあげなきゃな、と前巻で決意した結果、今回はかなり努力しているのに加えて、人との接し方が自然と変化してきているのが良かった。人を通じて、自己の解像度を高めていく感じも良い。
少しずつ変わっていく二人の関係と、空魚の在り方。4巻までのように、劇的なポイントが設けられている訳ではないけど、一冊通じて「今の二人」を堪能できる。
裏世界の設定も、もう一段踏み込み初めているし、前巻でちらとしか出なかった話も、きちんと描かれている。こんなに長く続くとは思わなかったけど、続きも楽しみだ。 -
今回も面白かった。最初のパートの、視点がおもしろすぎる。