隷王戦記1 フルースィーヤの血盟 (ハヤカワ文庫 JA モ 7-1)
- 早川書房 (2021年3月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150314774
作品紹介・あらすじ
覇王に故郷を奪われ奴隷となった剣士カイエンは、友との再会と仇への復讐を胸に、神々の伝承を巡る群雄割拠の戦に身を投じていく
感想・レビュー・書評
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ユーラシアをモデルにした世界で展開される覇権抗争の異世界歴史物ファンタジー。そこに超常の力を持つ戦士の戦いを絡めて展開される。主人公が己の成すべきことを見出すことと、力を継承するところまでをまず描く。今後がどうなるか楽しみです。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2021/03/18/000000 -
とっても面白い。また、読みやすく、キャラクターも魅力的で最後までスラスラと読むことができた。
沢山の地名が出てくるが、舞台となる大陸の地図が巻頭に載っているので各都市の位置関係を確認しながら読める。
この本を読んでいる時点ではすでに完結しているが、全三巻の中でカイエン、マイ、フラン、エルジャムカがどんな運命をたどっていくのか、読むのが楽しみ。 -
タイトルに惹かれました。
また、主人公の設定がいいですね。(ちょっとスーパーマンすぎるかな)
ヒロイックファンタジー感満載で今後の巻にも期待です。 -
20220916
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図書館で。
何というか懐かしい感じの王道ファンタジー。ただ、固有名詞と族と国の名前の一覧が欲しい。欲を言えば世界地図も欲しいなぁ。
個人的にはマイ姫はあまり好きなタイプではない。理想を追いかけるのはいいけれどもそのための犠牲というか、代償を他の人が払っていることに気づいていないのか、気づかないふりをしているのか。彼女が民のために市場に足を運ぶというなら、その護衛を実際必要としている場所に配置した方が国としては良いのではないだろうか、とか。
後は異能の能力を持つ人たちの特殊技能はあまり割に合わない感じ。2千の不死身の兵を作るのに2千の民が死んでたら、国の根幹を支える国力がごっそり損なわれるんだけどそこんとこどうなんだろう?捕虜とかからその2千の犠牲者を選ぶことは可能なんだろうか。だったらわざわざ不死の兵を作らなくても、戦場で敵対する兵を犠牲にしたら済む話では?
色々思いましたが面白かったです。とりあえず続きが楽しみ。 -
面白かったです。
中東や中央アジア?を模した世界観は個人的には魅力に感じていないため、作品に入り込んでいくのに時間がかかりましたが、一度入り込んだらあっという間に読み切っちゃいました。
振り返ってみると、やや描写が薄いのかなと思いました。
人物も淡々としたものになっており感情移入があまりできてなかったです。
また、町やその地域の服装、気候や合戦の推移などもやはり描写が薄く、知らない世界と接するワクワク感、ストーリが展開するハラハラドキドキ感が物足りなかったです。
それでも面白いと感じているのは、世界観の広さを感じたからかもしれません。
中東、中央アジア?に加えてヨーロッパを模した?地域も作中に関わっています。また、1巻で主人公が立ち回ることになる中東においても、多くの勢力が存在していることがうまく描写されてます。これらがあって、今後ストーリーがどう展開していくのだろうかとワクワクしていることで面白さを感じているのだと思います。
ということで、
・2巻を読むのが楽しみ
・だけど、描写が物足りない
ということで、星4としました。
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とても面白かった!!
話の展開が急すぎてページを進める手が止まらなかったです笑
たくさんの地名や人名が出てくるけど最初に丁寧にまとめられていて読みやすい!