隷王戦記2 カイクバードの裁定 (ハヤカワ文庫 JA モ 7-2)

著者 :
  • 早川書房
3.74
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本棚登録 : 110
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150314958

作品紹介・あらすじ

戰の民統一を見据えるカイエンらバアルベク軍。だがその前に七都市連合軍、そして二人の背教者を従えた最強の諸侯が立ちはだかる

感想・レビュー・書評

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  • 前巻同様、非常に読みやすく且つ続きが気になるお話で、ゆっくり読むつもりが一気に読んでしまった。
    全三巻構成のためか、展開は非常に目まぐるしい。全五巻構成位であればもう少しじっくりどっしりとこの世界を描けるのに~と惜しく思ってしまう。
    この巻で出揃った〈守護者〉と〈背教者〉、そしてこの世界に生きる人がたどる運命はどうなるのか。最終巻も楽しみ。
    あと、エフテラームが人間臭くていい。

  • ん-期待が大きすぎたかな。
    なんでこんな焦ってストーリーを進めるのでしょうか?
    最後、登場人物が多くなりにつれ、誰がだれだか、誰の言葉なのか。
    最後はダメでした。ななめ読み・・・。最終巻は読まないだろうなぁ。

    構想はおもしろく、もっとゆったり進めてくれればかなり評価高いのではと思いました。

  • 20220920

  • 図書館で。
    マイ姫の恋する乙女みたいな思考がなんかニガテ。というか彼女の周りには主人公以外頼れる人は居ないのか?いないのか、そうか…と言うか侍女とか女性の姿が彼女以外ないのもなんか不思議。

    個人的にはバイルークが死んでなかったのは良かったけど、戦記としてはえ?死なないんだアレで…という感じ。最後の敵の唐突の手のひら返しも正直「今?」という感じだった。戦っている兵もポカーンって感じじゃなかろうか。というかよくそんなに人口がもつよなぁというのが素直な感想。戦争でつぶし合ってるのにねぇ。

  • 2巻も安定の面白さ!
    タメルランの行方がすごく気になってたんだけど、出てきて嬉しい!!
    お気に入りキャラはファイエル侯です!茜色の髪の毛をファイエル侯、美しすぎる…
    3巻も楽しみに読んでみます!

  •  文句なく面白く、一巻よりも断然引き込まれた。ゆっくり読むつもりだったが、ついつい一息に読んでしまった。
     指揮官としての手腕を遺憾なく発揮するカイエン、それを支える魅力的なキャラクターの存在によって、軍記ものとしての面白さが大きく引き上げられていたように思う。また戦線も大きく拡大し、幾つかの視点から物語が描かれることで、その感は一層強まった。絶えず戦い続けていたが、ダレることなく、展開に驚かされることも少なくなかった。広げた風呂敷の大きさから、本当に次で完結するのか不安に思っていたものの、本書では少しずつ道筋も見えて来て、単に目の前の敵を倒すだけでなく、大きな物語も同時に進行していることが、面白さに繋がっていたように思う。
     広い世界の在り方がようやくある程度見えて来て、期待が膨らむ。次も楽しみだ。

  • ついに出揃う、〈守護者〉と〈背教者〉。次回の最終巻は、能力者たちの大決戦。いったいどんな結末がなるのかがとても楽しみ。

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著者プロフィール

1991年熊本県生まれ。立命館大学法学部卒業。2018年『火神子』で史上最年少にて第10回朝日時代小説大賞を受賞。2019年同作でデビュー。壮大な物語を紡ぐ新鋭。ほかの作品に『漆黒の狼と白亜の姫騎士 英雄讃歌1』『卑弥呼とよばれた少女』『隷王戦記1: フルースィーヤの血盟』。

「2021年 『王都の死神と光を秘めた少女 イスカンダル王国物語2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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