ローズマリーの赤ちゃん (ハヤカワ文庫 NV 6)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150400064

感想・レビュー・書評

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  • アイラ・レヴィンが1967年に発表したサスペンスホラー小説。
    「悪魔の復活」を画策する悪魔崇拝者達の企みにより、悪魔の子を産むこととなる新婚女性の視点からストーリーは描かれる。
    キリスト圏の大国であるアメリカに悪魔の子が誕生するという悪魔崇拝(サタン信仰:サタニズム)の台頭をテーマに置いた本書は、当時、泥沼化する「ベトナム戦争」で多くのアメリカ国民が国政による戦争は善か悪かで平和に対する価値観が大きく揺らぎ、混沌とした時代的背景が色濃く反映されている。
    刊行の翌年にはロマン・ポランスキー監督により映画化され、その後にブームとなる「悪魔の復活」をテーマにしたホラー映画『オーメン』、『エクソシスト』などの先駆けとなった。

  • 悪魔崇拝の不気味なストーリーも素晴らしいが、妊娠中や出産後における母性本能みたいなものが、色濃く描かれているところが実に面白い。作者は女性かと思いきや、男性であると知り驚いた。

  • 翻訳がひどい。

  • 心理ミステリ・ホラーというべきか。
    時代なのだろうけど、どうにも訳がいただけない。
    古典云々ではなくて、言葉が古いのだ。

    悪魔信仰については、むしろ黎明期もしくは元祖に近い物なのだろうけど、
    いまでは手垢がつきすぎて、読む側としては特に恐怖も気味の悪さも感じない。

    ちょっと今読むには、この作品は旬が過ぎてしまっているようだ。
    (原書はわかりませんよ)

    ロマン・ポランスキー監督が映画化されているんですね。
    それが意外。

  • なぜかミステリーと思って読んだらホラー?サスペンス?

    不気味な雰囲気がしっかりと味わえた。
    世にも奇妙な物語的な面白さだった。

  • 先の展開が気になって、あっという間に読み終わりました。妊娠中の不安な心境と、明らかにおかしい周りの人々。そしてラスト。映画も気になります。

  • 子をもつ母としては、最後にローズマリーがとった行動が切ない。ローズマリーの夫が一番許せない。

  • レヴィンは素晴らしい。もっとたくさん小説を書いてくれればいいのに。

  •  読了。

  • このアイラ・レヴィンという作家は、この作品で一躍世界的に名を轟かせた方でしょう。
    神対悪魔、「サタニズム」を描いたものとしては、これが最初になるのか?
    映画「エクソシスト」や「オーメン」でもあるような、キリスト教信者ではない人には理解し難い恐怖が見事に表現されています。
    何かモンスターや幽霊が出てくるわけでもない。
    自分がおかしいのではないか。
    読んでいて凄く嫌でしたねえ。
    なんというか、胃の辺りがムカついてくるような不快感と恐怖。
    読み終わった後は、暫くは手に取りたくなかった覚えがあります。
    しかし、確実に面白いといえる一冊です。

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