ホーンブロワーの誕生 (ハヤカワ文庫 NV 185 海の男ホーンブロワー・シリーズ)
- 早川書房 (1978年9月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150401856
感想・レビュー・書評
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「終わったんじゃなかったの?」なんて言われそうですが・・・。
これはシリーズ別巻。短編1作品;シリーズの一部というより、ホーンブロワーが主人公のミステリー。絶筆となった未完の長編(?);ホーンブロワーの死を描こうとしたのか。しかし20ページほど、ほんのさわりだけです。
メインになるのはタイトルと同じ「ホーンブロアーの誕生」と称する随筆(あとがき)。ここで、著者フォレスターがどのようにホーンブロワーの着想を得たか、そしてそれをどのように小説に書いて行ったのかが描かれています。
これを読むと、フォレスターは自分の旅行の記憶を元に着想を得、それを元に綿密にストーリーを作り上げ、矛盾を無くし、その上で作品の著作にかかったようです。確かにそういう方法でなければ、発表順がバラバラなのに首尾一貫したシリーズなんて書けませんからね。
そういった裏話がお好きな方に、お勧めです。
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コネタが万歳。短編集ですがそれが良い!
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