アフリカの女王 (ハヤカワ文庫 NV 191)

  • 早川書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150401917

感想・レビュー・書評

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  • 読んだけど、映画のほうが鮮明に記憶にある。

  • 70年も前の作品です。セシル・スコット・フォレスター。この名前を知ってる人も少ないと思います。
    興味があればこちらをご覧下さい。(http://members.at.infoseek.co.jp/todo23/book/forester.html)
    古き良き冒険小説。そんな言葉が似合う作品です。
    兄の抑圧で敬虔にしていたが、実は奔放・活発な女性のローズ。機械扱いだけは見事だが、何時も逃げてばかりいるオルナット。激流下りという冒険の中で生まれる二人の愛。
    次から次に現れる激流下りはなかなかのものですが、それでも最近の冒険小説に比べればどこかのんびりした雰囲気が有ります。
    ところでこの作品、監督:
    ジョン・ヒューストン
    出演:
    ハンフリー・ボガート
    /
    キャサリン・ヘプバーンという豪華キャストで1951年に映画化され、ボガートはこの作品でアカデミー主演男優賞を取っているそうです。

  • 第一次大戦下の独領中央アフリカ。ドイツ軍の砲艦を撃破すべく川をくだるローズとオルナット…。
    ホーンブロワー・シリーズの著者が1935年に発表した作品で、訳文ものりのりの講談調。つまり古めかしいけれどリズミカル。そのせいか、全体がコミカルな感じです。
    展開も、しぶきを上げる急流からどろどろの湿地まで、緩急にとんでいてあきません。
    そして主人公たち。
    実に男らしい(マッチョという意味ではありません)オルナットと実に女らしい(セクシーという意味ではありません)ローズの組み合わせに虚をつかれました。これは男女の本質を描いた作品なのかも。
    でも、最近の人には受けないかな。なにしろヒロインは恋仲になった相手からさえ「おばさん」呼ばわりされる、若くも美しくもない女性だし…(原文ではどう呼んでるんだろう?)。
    ちなみに有名だという映画はまだ見ていません。

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