ウルフェン (ハヤカワ文庫 NV 454 モダンホラー・セレクション)

  • 早川書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150404543

感想・レビュー・書評

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  • 私が読んだのは図書館から借りた1981年ハードカバー版。凄い面白かった。徹夜して一気読み。映画も見たいよ!!(DVDも廃盤中)

  • ニューヨーク、ブルックリンの自動車置き場で交通局の警官2人が惨殺死体で発見された。2人は拳銃を抜く間もなく息絶えたことは明らかで、喉を牙状のもので切り裂かれ、はらわたが食われていた。さらにその周囲に犬とも狼とも異なる無数の肢跡が。NY市警の古参刑事ウィルソンと女性刑事ベッキーのコンビが事件の捜査にあたるが、彼らが追う相手の正体が常識をはるかに超えた存在であることが徐々に明らかになる。それは同時に彼ら自身の危機につながっていた。

    タイトルや表紙イラストで一目瞭然だが、いわゆる【人狼もの】の作品。といっても一般的な「人間が変身する狼男」ではなく、狼とも人間とも違う、新しい種族“ウルフェン”とでもいうシロモノなのだが。
    基本的には「追う・追われる」サスペンスフルな展開の中で人間対怪物の戦いが描かれるが、警察内部の事情や人間関係、さらにウルフェンの群れ内での相克なども描かれて、単なる怪物アクションホラーにとどまっていない。

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著者プロフィール

時代考証家。1953年広島県生まれ。専修大学文学部人文学科卒業。CMディレクター、放送作家を経て時代考証家となる。1982年から『クイズ面白ゼミナール』(NHK)の歴史クイズの出題・構成を担当。大人気ドラマ『JIN-仁-』『天皇の料理番』『この世界の片隅に』など、江戸時代から昭和まで、幅広い時代の時代考証や所作指導を担当。また、連載漫画、丸亀製麺などのCM、江戸東京博物館のイベントの時代考証など幅広く活躍。自らも歴史情報番組『尾上松也の謎解き歴史ミステリー』などのテレビやラジオに出演、講演会などでも歴史解説を行う。著書は『江戸グルメ誕生』(講談社)、『お江戸八百八町三百六十五日』『海賊がつくった日本史』(ともに実業之日本社)、『絵解き「江戸名所百人美女」江戸美人の粋なくらし』(淡交社)、『時代考証家のきもの指南』(徳間書店)など多数。時代考証家山田順子オフィシャルサイトhttp://www.spacemy.ecnet.jp/

「2022年 『時代考証家が行く 瀬戸内海の島探訪「せとうち津々浦々」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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