- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150406875
作品紹介・あらすじ
居住施設に戻った科学者チームの周囲では、奇妙な出来事が続発する。突如モニターテレビに謎の数字が並び、海底ではエビや発光するイカやクラゲが異常発生し、さらには狂暴なオオイカの触手が彼らを襲う。すべては謎の球体に関係があると考えたノーマンは、再び宇宙船へ乗り込み、球体とのコンタクトを試みるが…。ハイテク機器を用いた深海調査や、心理学、海洋学の豊富な知識を随所にちりばめた興奮の深海サスペンス。
感想・レビュー・書評
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で、結局、妄想が現実になる不思議なマッスィーンの話だっけ?妄想で作りだしたエビ美味し!なシーンは覚えている(笑
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今回は海底の未確認物体。海軍を筆頭に心理学者、数学者、宇宙物理学者、動物学者など専門家が探索に挑む。前半一気に引き込まれていきました。次は何が起こるのか。これはいったい何の伏線なのか。想像力をたくましくしながら読み進むことになります。残念ながら、後半、人が次々と死に出すあたりから、スピードを上げすぎ逆に失速気味。最後は哲学的に煙に巻かれた感じで終了。結局、この球体は何だったのか。他の星からやって来た生物? 未来の人間が作り出した人工物? まあ、深読みするのはやめて、気軽にハラハラドキドキしながら読むほうがいいのかもしれません。しかし、2043年というのはちょっと近すぎるような。せめて、2143年にしないと。それとも、クライトンは2100年では、すでに人類は滅びかかっているとでも考えていたのだろうか。ブックオフで見つけて買いためておいたものにやっと手が出ました。後日、映画を観ました。話はずいぶんと変わっていましたが、映画としてはタイムラインよりよくできていたような・・・
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はじめの方からいきなり思っていた展開とは違う方向に話がドンドン進んでいくので驚いた。
平たく言えば海底での未知との遭遇。
何よりも焦燥感を描くのが上手い。途中の絶望感は結構半端ないですよ。
いい意味で謎を謎のままに残しておく(それでも納得はさせられる)のはありだなーと思いました。
終わり方も綺麗に纏まってていいと思います。
人間の知性の限界みたいなテーマがいいですね。 -
さあ、いよいよ後半。面白いよ。この主人公ノ-マンが飄々として面白い。でもけっこう勇気あるし。イイネ。
最後の最後まで、いきがぬけない。筆力充分の作品である。またこの女性科学者がいいね。だんだん美しくなってゆくから不思議。自分の頭の中で、空想するのも楽しみ。空想も人類の特権らしいから。 -
SFミステリー(?)ってご存知ですか?医者としての知性と、エンターテイナーとしての技量を、惜しみなく小説に注ぐマイクルと出会った初めての本。ごめんなさいね、コレ読んだのも大学の時だから、細かいトコは忘れてしまいました。でも、マイクル・クライトン読むなら三本指に入る傑作。下巻。
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情景をイメージしにくくてなんか話がよくわからなくなったりした。あと、登場人物の名前がなんか違う
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オチが好き。映画化もしたけど…好きな人には申し訳ないが、正直がっかりした。