黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150411930

感想・レビュー・書評

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  • 筆者のデヴュー策に当たるんだろうけど、頭脳明晰もわかるんだけど、如何せん、筆者の独走暴走。
    まず意は「悪魔」というらしい表題が空中分解。
    作を読めば、あ奴が悪魔だろう、その背後の蠢きをも含めて。だが、手を抜いたのか、読者の推移に任せたのか、致命的なミスだと思う。

    先入観なしに、大聖堂、中世、十字軍・・に関心があって読んだ私には空回りの上巻に続く下巻の暴走・・読み手は完全に置いてけぼり。
    最期までまるでちり芥のように登場人物が出てくる、関連性はないとは言えないけど、筋にどういった関連があるのかも謎のまま。こうなると漫画チックでお手上げ。

    優秀なんだろうけれど、作家としては一発屋で終わった経緯が解る

  • 面白かったけれど、13世紀当時のドイツの情勢に詳しくなく、話に付いて行けない事もあった為、少々読みづらかった。

  • 記憶に無いわぁー。

  • 面白かった( ´ ▽ ` )ノ。
    これ、アニメ向きだね( ´ ▽ ` )ノ。
    市場での追っかけっことか、嵐の夜に隠れ家に迫る殺し屋とか、自分がアニメ作家になったような気分でワクワクしながら読めた( ´ ▽ ` )ノ。
    できることなら、虫プロ時代の手塚治虫先生に映画化して欲しかったなぁ( ´ ▽ ` )ノ。「クレオパトラ」とか「千夜一夜物語」風にね( ´ ▽ ` )ノ。
    あいつはロック、こいつはブーン、そいつはハゲオヤジ、ランプはここでご登場……なんて、次々に思い浮かんだ( ´ ▽ ` )ノ。

    問題は邦題かな? 何の事はない、「トイフェル」ってドイツ語で「悪魔」という意味なんだって。
    解説でやっと明かされたけど、つい暗号か何かかと誤解しちゃうじゃん(>_<)。つまらん詮索させられたぶん、余計なとこでガッカリ(>_<)。
    先行のバカ小説「深海のイール」にあやかっちゃったんだね(>_<)。
    その「イール」とは、とても同じ作者の作品とは思えないほどの出来( ´ ▽ ` )ノ。一皮も二皮も剥けた感じだけど、書かれたのはこっちの方が先だと……フランク、デビュー作一発屋なのか?(´ε`; )ウーン…。
    とは言え、ブクログ読むと、概ね「イール」最高×「トイフェル」退屈ってレビューが多いんだよな……(´ε`; )ウーン…。
    分からん……(´ε`; )ウーン…。

    2015/12/14

  • 面白かった!ミステリー・・・というより、サスペンス・スリラー?歴史好きな私は、所々に出てくる中世ケルン(+ドイツ)の描写にわくわくにやにやしながら読めましたが、何の予備知識もなしに読むと「???」となってしまうかもしれません。ざっくりとでもいいので、先にケルンの歴史を知っておくとより楽しめると思います。

  • プロットは面白いと思うのだが、
    物語として面白くないのは何故??
    ワクワク感を感じられなかったからかなぁ。

  • 下巻になっても肝心の「何が企まれているのか」までは長くかかります。まあ、それが謎解きのキモということで。
    それにしても中世を舞台にしたミステリでは聖職者の知恵袋は欠かせないようです。カドフェルとかウィリアムとか。当時は読み書きができて論理的な思考の訓練を積んでいたのが聖職者くらいだったから、仕方がないのでしょう。
    日本でも鎌倉時代とかを舞台に漂泊の坊さんが謎解きをするミステリなんかがあってもいいかもしれない、とふと思いました。

  • 後編。
    追い詰められた主人公が迫り来る殺し屋に反撃に出る。
    .....ちょっと凡庸で冗長な印象。

    残念。

  • 最後の最後でやっと展開します。ストーリー的にはちゃんとまとまったのでよかった。途中でどうなるかと。

  • 4月18日読了。

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