狙撃手の使命 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
3.40
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本棚登録 : 42
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150413088

作品紹介・あらすじ

サウジで叛乱が勃発、核ミサイルの回収にスナイパーのカイルが赴くが、宿敵の魔手が!

感想・レビュー・書評

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  • サウジアラビアとイスラエルの平和条約調印が行なわれる英国の古城が、テロリストにミサイル攻撃された。その直後サウジで反乱が勃発、首謀者はロシアと手を組み、クーデターを起こそうとしていた。石油を狙って中国も動き出した。折しもサウジ国内に核ミサイルが五基あることが判明、カイルら極秘部隊のメンバーは、クーデター阻止と核ミサイル無力化のためサウジに赴く。だが、行く手には宿敵が! 白熱の冒険アクション小説。

    因縁の宿敵との決着は、ややあっけなかった。そこだけが残念。第4作は書かれていないのだろうか。

  • ジャック・コグリン&ドナルド・A・デイヴィス『狙撃手の使命』ハヤカワ文庫。

    カイル・スワンソン・シリーズの第3作。ちなみに先の2作は未読である。冒険アクション小説というよりは中東の石油利権は自分たちのもの、世界で核を保有出来るのは自分たちだけという歪んだ思想、主要産業は戦争という大国アメリカの勝手な論理で展開される戦争小説のように思えた。まるで戦時中の日本が行っていた国威発揚が目的のような作品に吐き気がした。

    サウジとイスラエルの平和条約の調印が行われるスコットランドの古城がテロリストによりミサイル攻撃される。サウジでも反乱が勃発。その首謀者はロシアと手を組み、クーデターを画策していた。サウジの石油を狙う中国、サウジが保有する核ミサイル……アメリカ軍人のカイル・スワンソンが馬鹿馬鹿しいほどの超人的な活躍を見せる。

    本体価格1,000円
    ★★

  • 前作に登場した因縁の相手との対決編。
    とはいえ、相手は割と政治的に動いているため、直接の接点は後半まで出てこないのですが。
    主人公であるところの狙撃手がいろいろなミッションを行う前半がかなりアクションものとして楽しいですね。
    あまり中だるみしないところもいいところ。
    逆に最後はちょっとあっさり気味に思えたかな。

  • 俺的にはガッカリ。期待しすぎたか。。。。。

  • サウジアラビヤという国家は、中東にある世界最大産油国であることは知っていても、その国がどんな風土や庶民の暮らしがどのように営まれているかなどほとんど知らない。同じ中東でもドバイはエミレーツ航空が直行便を飛ばし、かなりの情報が流通していることと比べてみてもかなり閉鎖的と言えるであろう。そもそも、日本から旅行で訪れることが出来ない国なのでその文化を知ること自体が文字に多くを委ねることになるので、サウジアラビヤという国の印象を平易に知るにはいいかも知れない。物語の背景はサウジアラビヤとイスラエルが和平のための調印をイギリスの古城で行うところを何者かに襲撃されるところから話が始まり、同時にサウジアラビヤ本国では、宗教家に率いられた民衆蜂起が国内随所で起き国王が殺害されてしまう事態となり、国家存亡の危機に瀕する。世界のエネルギーを産出する王家(サウド家)とワッハーブ派(スンニ派の亜派)の国の石油という資源をこの機に強奪しようと蠢く大国なかなかスリリングな展開で読者を飽きさせない。

  • スナイパー カイル・スワンソン シリーズ第3作目。

    多岐にわたるスナイパー任務のうち、航空機への
    目標指示が見どころ。
    公式には「戦死」したとされているはずなのに、
    誰彼構わずカイル・スワンソンと名乗りまくるのは
    いかがなものかと思われる。

  • 2014/08/01読了

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