軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋 (ハヤカワ文庫 NF 354)

  • 早川書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150503543

作品紹介・あらすじ

地上と静止軌道以遠をむすぶ軌道エレベーター。クラーク『楽園の泉』など、クリーンで効率のいい宇宙への往復移動手段としてSFでは必須のアイテムである。宇宙の商業・軍事利用が語られるようになって、実現へむけた具体的な活動も近年増えている。この近未来の宇宙輸送システムの原理や建設に必要な素材や技術をわかりやすく解説した名著を、宇宙エレベーター協会会長・大野氏と金子氏の対談を追加して待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 今やSFファンには常識の(?)軌道エレベーターに関する本。力学・材料力学的な話にもきちんと触れている。別の惑星に軌道エレベーターを作るには、みたいな発展的な話題があるのもうれしい。

  • 軌道エレベーター(宇宙エレベーター)は、かなり昔から考えられているが、技術的・政治的理由から、未だ実現していない。

  • 軌道エレベーター登場す!◆軌道エレベーターのテクノロジー◆軌道エレベーターの新展開

  • 東京出張で読了

    軌道エレベータをテーマにしたA・C・クラークの「楽園の泉」を
    ちょうど見つけて購入した

  • 本書を読むと、人類はいずれ必然的に軌道エレベーターを建設するだろうことが理解できる。その実現手法と課題が平易に解説された本。

  • もちょっと厚くてもよかった。おれが生きてる間にはとても実現できそうもないけど、できることなら現物を見てみたい。

  • 【読んだきっかけ】本屋さんに平積みされていた。気になっていたテーマだったので買ってみた。
    【内容】近未来の宇宙輸送システム、軌道エレベーター(宇宙エレベーター)の原理や建設に必要な素材や技術をわかりやすく解説[文庫の解説を引用]したノンフィクション。
    【感想】軌道エレベーターという発想をどこかて聞いていて、できるかな、できたら凄いな、と漠然と考えていた。静止衛星と地上とを繋ぐ。でもどうやって?その答えのいくつかを、科学オンチの私にもわかりやすく説明してくれたのがこの本だった。読んだ後思うのは、軌道エレベーターはわりと近い未来にできてしまうんじゃないか、これからの宇宙開発はこれ以外ないんじゃないか、ということ。
    驚きの発想がいくつも記述されていたが、感動すら覚えた考えは二つ。一つは作り方。静止衛星からケーブルを降ろしていく。考えてみれば当たり前だがナルホドと思った。二つ目は、材料を得るのに手ごろな小天体を捕獲して静止軌道上にもってくる、という発想。その壮大さに心うたれた。
    この本には他にも、第三宇宙速度、リング都市、スカイフックなど、想像するだけでワクワクする未来が詰まっている。
    薄い本だし読んで損はない。
    あと、「宇宙空母ブルーノア」が見たくなる。

  • 軌道エレベーター実現のための諸問題について考察されており、とてもためになった。まったく無理な話ではなく、何とかできるかもしれないレベルまできているというのも納得できた。

    このようなプロジェクトはガンダムのようなアニメを見て育った世代でないと受け入れらない壁があることも納得できた。

    これからこのような夢のあるプロジェクトが増えるとよいと思った。

  • 夢の扉+ 2011年9月11日の放送
    http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20110911.html
    日本大学教授 工学博士 青木義男 さん
    スペースシャトル後の宇宙開発
    夢の技術 ・・・エレベーターで宇宙を目指せ!
    「宇宙エレベーター」開発者の挑戦

  • ガンダムの影響で購入。重力と遠心力の分岐点、地球脱出速度、
    ラグランジェ・ポイント などなど大変興味深かった。

    あー実現した頃には自分はこの世にいないなー。

    子孫よ。楽しんでくれ。外宇宙を!

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