ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業〔下〕(ハヤカワ・ノンフィクション文庫) (ハヤカワ文庫 NF 379)
- 早川書房 (2012年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150503796
感想・レビュー・書評
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上巻と大体同じ感想です。
しばらく読むのを放置していたので、
内容を忘れていた。再読します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これからの正義の話をしようとほぼ内容が重複。明確な結論は出ないけど、皆で話合いながら妥協点を模索していく事が大切なんだね。
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NHKの番組を見るのは集中力が必要で挫折しましたが、講義録であれば自分のペースでゆっくりと理解しながら進めるので、楽しめました☆
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講義録をそのまま読み物にしたスタイルは面白かったが、「正義」を読んだ後だったのでそのインパクトは薄かった。読む順番を間違えたか。
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この本を読んで思ったのは、悩み多き自分の主張を確かめたくて
ある人の主張や理屈に従い、誰かの考えを受けいれるだけなら
答えだけを壁にコピーして貼って毎日拝めばよいだけ。
自分の主張を表し・現し、
誰かの主張に(従うためではなく)耳を傾け、
自らの主張を別視点から疑問を持って見直したり、
考えた末に受け入れたりの過程とソレを上手く導く
「対話」と「議論」の本来あるであろう親しみやすさと美しさ。
この手の機会に接して思うのは、「自分はわかっている」
「自分以外はわかっていない」という意識がどこかに働き
答えなぞ録に聞かず本当は「議論」していないのではという懸念。
議論はとかく戦わせたという状態に価値や意味を見出しがちだが
そこに満足すると誰にも何も生み出していないのではないかと
現在の生活と照らしてみる。 -
ハーバードの大学教授が哲学を身近に感じる問題に問いかける
NHK白熱教室の講義録下巻
読んでいるとだんだん脳が疲れてくるけど、
それはたくさん考えさせられている証拠
自分の信念のもとは自分が育ったコミュニティ
基本はそれを裏切ることはできない、けどそれは決して善ではない -
バーバード大教授による講義録。カントの道徳理論からジョン・ロールズの正義論、アリストテレスの政治学へ議論は進む。サンデル教授ならではの切り口で"正義"の本質へ。何度か読み返したい。
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引き続き下巻読了。答えはないが常に問続ける学問が哲学だと思う。
今回も身近で考えやすく的を射た例題で、各論の精査しながら真理の探求となっている。
わかりやすく、しかし常に自己の持つ正しさの根元を考えさせられる深い本でした。 -
マイケル・サンデル教授の白熱教室の下巻。政治哲学の講義。ハーバード大学の歴史は、アメリカの建国よりも古く、1630年代。講義のテーマは「justice 正義」それぞれ、学生が意見を交換しながら、理解を深めていくSTYLE。登場する哲学者だけでもこんなかんじ。ノージック、カントの感性界と知性界、ジョン・ロールズの正義
論、アリストテレスなど。コミュニタリアニズム。同性婚の例を取り上げながら、正義を考えるには善を考えることが必要であると、主張するサンデル博士でした。かなり、難解でしたが、具体的な事例や、学生の意見があり癒されました。また、小林正弥教授の解説も理解を深めました。テレビで見る方が簡単ですね。やはり(^∇^)