ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 305
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504083

作品紹介・あらすじ

『フリー』、『MAKERS』の原点。新時代マーケティングのベストセラー。解説/小林弘人

感想・レビュー・書評

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  • 橘玲 幸福の資本論を読んだのがきっかけ
    恐竜の尻尾のなかに頭を探せ
    これの詳しい意味が知りたくて読んでみた。

    AmazonもGoogleもこのロングテールを使ってる。
    Webを使うならこれを知っておこう。
    使おう。

    Googleは広告のロングテール
    マイクロソフトはゲームのテール
    リナックスやファイアーフォックスのようなオープンソースソフトウェアはプログラミング能力のロングテール
    インターネットはポルノのあらゆる趣味と嗜好のテールをずいぶん伸ばした、

    ニッチな商品はヒット商品よりもはるかに多い。
    パソコン、インターネットの普及が影響している。
    インターネット市場でニッチ商品を手にするコストが劇的に下がってきた。
    加えて提供できる商品の種類は大きく広がった。

    たくさんおけば供給量が増える。
    ただ置けばいいわけじゃない。
    需要を増やすのは、ランキングやおすすめのようにフィルタを作ることで需要をテールへ導くことが出来る。

    選択肢が多様だからそれを整理するフィルタがあれば、需要曲線はなだらかになる。

    飛ぶように売れなくてもニッチ商品をすべて合わせればヒット商品と張り合える。

    ロングテールの最終結論。
    ロングテールは希少の経済の影響を受けない文化の真の姿である。

    前置フィルタと後置フィルタ
    編集者とマニア
    広告主と消費者

    先に売れるかどうか予想しようとする人と、出してみて後から客や消費者から評価を望む人
    どちらも完璧じゃないけど、どちらも使い方次第、

    考察
    これが書かれたのが2009年7月
    つまりまだスマホが、iPhoneが登場する前に書かれていた。
    スマホの登場によってこのロングテール化が更に強まるのは簡単に想像できる。
    実際、今もそうなってるんだろう。2020/03/07の今現在も。

    ありがとう。

  • 398円購入2018-07-05

  • 私の仮説
    5W1Hを変える、サイズを変える、などして新しい顧客を取り込み、付属品、メンテナンスで安くても継続的に収益をあげられるような仕組みを作る。

    70年代の放送は、ヒット作を多数に届けるのは得意だが、逆はできない、それをインターネットが可能にした。

    ミームとは遺伝子のように淘汰されながら伝わる文化の単位

    レゴはネットの流通、保管の経済効率性をいかし、その製品の一割しか店舗に出回らない。さらにレゴファクトリーとのソフトで自分の作品をつくると、そのパーツが郵送される。優秀者には商品化と著作権料が支払われる。

    売上の利益が一番高いものは、全体の20%であるのが普通であったが、今はインターネットのおかげでことなる。

    ロングテールの法則 
    1.在庫はもたず、デジタルで表示しそれを小売店におく。
    2.レビューをかかせるなど、顧客自身に仕事をさせる。
    3.流通経路、消費形態を広げる。ひとつの映画をDVDで、ダウンロードで。衛星放送で。ポッドキャストで。
    音楽をリミックスでアルバムで、ミュージックビデオで。
    4.市場を観測し、よりよい方法で顧客獲得に活かす。

    私の仮説はロングテールを理解していなかった。ロングテールとは売れない商品でも一定の需要曲線が長くつづき、0にはならないこと。オンライン小売業者が効率的なやり方で売れない商品を統合すること。
    そして、その認識不足により、売れない商品をインターネットを利用してどう展開するか問いかけられなかった。

  • ビジネス書の古典。
    「ロングテール」という言葉の生みの親の著書。

    古典とは言っても古臭さはなく、
    最先端とまではいかないまでも、
    新しい発見は見つけられた。

    201p 80:20の法則はどう変わるのか、
    ロングテールの理論から見て、誤った80:20の解釈と、
    正しい解釈がわかりやすい

    特に印象的だったのは、
    286p ブログについて
    まるでAP通信やロイター通信が、専門知識を持つ報道員を大量に給与なしで雇って、フリーペーパーを作っているようなものだ

  • 課題図書。在庫コストがゼロになる(例えばCDの電子市場化)時代の、主にウォンツ市場(音楽などのエンターテイメント)の未来予測。
    曰く今の時代ウォンツ市場の嗜好は多様性が顕在化・深化していく傾向がある。そこではどんな商品でもどこかで需要があり、購入される。主にはICT技術の向上によって検索と推薦が容易になったから。ヒット商品を頭にして、小さくニッチに売れていく商品はどこまでも続いていく。この長くたくさんの商品群をテールと呼ぼう。今はヘッドが下がる時代。テールを伸ばせる市場は魅力的。ということをアメリカの事例を交えて書いている。
    条件は限定されているとはいえインプリケーションに富む内容。ここからの発想を大事にしたい。
    テールは売れている商品群で形成されている。その裏にある「売れていない」商品に言及されていないことは覚えておこう。なんでも売れると主張している以上本当にないのかもしれないが、例えば賞味期限がキレた商品群がテールを形成するとは思えない。
    あと人材のテールはよくわからなかったからあとでしらべる。

  • 非常に良くできた本。ロングテールを軸にさまざまな分野を捉え、私たち消費者がいかに付き合っていけばよいか考えることができた。

  • 2006年刊行、それから8年も経っているのですが、今書かれたかのような新鮮さを感じます。同時に、8年経っても、時代の表面はほとんど変化がなく、この著者の考え方もようやく浸透し始めたかなと感じることが恐ろしく思えます。のんびりしている自分の見えないところで、着実に世界が変わろうとしていること。本書を読むとそれが分かります。
    1位でなければならない。ひと昔前は確実にそうでした。せめて10位以内にいなければ、世間に知ってもらうことすらできない。しかし、今はインターネットのおかげで、全てを(10位以下でも)知ることができるし、知るためのツール(Googleなど)も進化してきています。1位が勝ちのセオリーは変わりませんが、10位以下が束になって1位を脅かす。1位が稼げる分が減ってきていて、10位以下が稼げる分が(僅かな取り分ですが)増えてきている。日本一、世界一である必要が無い。闘い方と勝ちの意味が変わってきていることを感じます。

  • ロングテールという概念を本書で初めて知りましたが、80:20の法則がもはや通じない世界が続々と出てきているというのは興味深かったです。ニッチの追及がメジャーをも凌駕するというお話。IT業界やエンタメイント界の話題が多かったですが、色々な業界にも通ずる話だなぁと、非常に勉強になりました。

  • ネットビジネスに関する経済理論の古典。
    ウェブの世界を論じながら、刊行から8年を経た今読んでも全く古びていない。

  • 以前から気になってたのですが、文庫本で出たので読んでみました。
    音楽につては、間違いなくテール部分の嗜好が細分化されているような気がします。iTunesのカテゴリ/ジャンルも細か過ぎてジャンルを言われてもどんな音楽家が分からなくなりつつあります。これは私だけかな?
    本や他の商品もそうですが、この本を読むとテール部分のものが手に入る時代というのは、実はとても幸せなのかもしれません。

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