腸科学――健康・長生き・ダイエットのための食事法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 239
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150505233

作品紹介・あらすじ

肥満やアレルギー、自閉症などを抑える働きがある腸内細菌。この細菌を育て、病気知らずの人生を送るための研究報告とアドバイス

感想・レビュー・書評

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  • 「面白いよ」と人から薦められたけど、読み終える迄2年位掛かった。
    マイクロバイオータって言葉が繰り返し出て来る。それはもうしつこい位に。

    かなり偏見入っているけど、私の、食に関してのアメリカ人像は両極端で、スーパーモデル並みに気遣う人か、ベットで生活する程の肥満体になっちゃうジャンクフードを食べまくるか人、のどちらかというイメージ。そして、この本はスーパーモデル並みに気遣う人向けの本。

    マイクロバイオータは知らなかったけど、プロバイオティクスは知っている。いつの間にかヨーグルト売り場を席巻するようになったヤクルトがちょっと大きくなったような容器に入った飲むヨーグルト達だ。
    タイトルが示している通り腸に必要な物は何か、どうやってそれを得るかという話が延々と続く。
    一番アメリカっぽいと感じたのは、帝王切開と経膣分娩ではマイクロバイオータに違いがあるのを知っていたカルフォルニア大学の教授が帝王切開で生まれた娘に、妻の膣から綿棒で最近を採取して、生まれた娘の体にそれを付けて経膣分娩ならば産道で出会う細菌にさらされるようにした、という逸話。「近い将来、この手法は全ての帝王切開に組み込まれるかもしれない。」と著者は書いているけど、現在ではどうなんだろう?(因みに私が読んだ文庫版の発行は2018年)

    巻末にマイクロバイオータに優しいメニューとレシピが載っている。メニューだけ見ていると、如何にもアメリカ的なメニューで日本人にはちょっと……という印象だけど、レシピも見てみると真似できそうな所もあった。パセリとアーモンドのペーストは作ってみたい。

  • ヒトの腸内に住む微生物=マイクロバイオータが健康を左右するというお話。

    抗生物質や帝王切開による出産によって、とりわけ幼少期にマイクロバイオータの多様性が損なわれると、アレルギーやうつ病といった現代病が現れ易くなる。抗生物質や帝王切開の恩恵は確かにあるとしてもだ。

    さらに食生活の変化がこの状況に拍車をかけている。マックと呼ばれる、マイクロバイオータを養う食物繊維などの摂取量の減少だ。

    本書は、ヒトの定義を見直すべき時が来ている。と結ばれている。ヒトは内に住む微生物を含めたひとつの生態系であると。

    マイクロバイオータの研究はまだ発展途上であるが、アレルギー持ちの自分としては、食生活の改善で症状が軽減される可能性があるというのは福音に思われた。それに併せて今「ビオスリー」も試してます。

  • 腸のことを意識していなかった自分にとってはびっくりすることがたくさん書かれていた。
    食物繊維!

  • 人間と腸の話
    脳内物質までもが腸内環境と関係があるというのは意外であった
    腸内細菌との良好な関係のために、どのような食事が必要かということを理解することができた。
    難しい言葉が多いなぁ、という印象で、途中から同じような結論の繰り返しに思えた。
    実践しやすい内容だったので、実践していきたい。

  • 腸が第二の脳と言われる理由が少しわかった。
    自分の食生活を変えられるかはわからない。

  • 超良書。

    たった4種類の乳酸菌を入れたヨーグルトを1ヶ月間摂っただけで、脳の活動パターンに変化が見られた事が取り上げられているが、この事からもわかるとおり、食事が腸内細菌に影響し腸だけでなく脳や精神にも大きく影響する。


    ◆マイクロバイオータに良い食事
    ・食物繊維をより多く摂ること
    男性38g女性25gが目安

    ・肉(特に赤身)を避ける
    肉は一部の微生物によりトリメチルアミン-オキシドとなり、卒中や心臓病のリスクが増す。
    →菜食主義者が時折食べるとこの化学物質はほとんど発生しない。肉を多く摂ることを避ければ腸内細菌が変化して改善できる

    ・飽和脂肪酸を避ける
    飽和脂肪酸を好む細菌は腸内炎症を引き起こすことがある

    ・有用菌(プロバイオティクス)の摂取
    発酵食品の利用
    抗生物質や帝王切開や過度な殺菌は避ける


    マイクロバイオータの異常に関連のない疾患を見つける方が難しい。現代人の腸内細菌は1200万〜1600万種、旧石器時代など昔は2500万〜3000万種と考えられる。
    「食べ物のような物質」を食べるのをやめ有用菌と食物繊維を摂ることで、健康と幸福が増進することは間違いない。腸内細菌の食べ物(食物繊維)が減ると、細菌は腸内の粘液を食べ始めてしまう。最悪の場合、絶滅してしまう。


    母乳には、腸内細菌と、赤ちゃんには必要のないヒトミルクオリゴ糖が含まれる(赤ちゃんの腸内細菌へ向けた栄養素が特別に作られている!)

    常在菌と違って、有用菌は短期間しか留まらないが、感染症を防いだり回復を早めたりする(単純に免疫力が高まる)。腸壁を丈夫なものにする。

    マイクロバイオータも老化する
    若さを保つには、高食物繊維食にすること→短鎖脂肪酸が増え炎症がマーカーが低くなる。




  • 解釈としては以下の通り

    腸内細菌は人と深く関わっていて、健康面、精神面などさまざまな体の調子と結びついている。
    だが、最近の欧米の食生活では腸内の良い細菌は増えない。
    なので、野菜や果物、発酵食品などいろいろな食べ物を食べて腸内細菌の多様性を増進させよう!


    感想としては以下の通り

    かなり、実践向きだが洋書にありがちな、説明の長さが気になる。


    こんな人にオススメ

    ・運動で痩せれると思ってる人
    ・お腹調子がいつも悪い人
    ・病気しがちな人

    などは読んでみるといいかもしれない。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/765429

  • 腸内環境の大切さを謳った本。

    普段触れ合ってる細菌、食生活は私たちの腸内環境。ひいては健康に大きな影響を与えることを詳しく説明している。以下個人的な要約。

     まず、私たちの触れ合う細菌について。
    批判覚悟で言うが、育児をする際は普通分娩で産み、出来る限り母乳で育てる。抗生物質は極力控えて、(コロナ禍ではあるが)消毒もしすぎない。農薬が散らばっていない、自然とふれあい、動物を飼う。これで完璧だ。腸内環境の多様性が増し、健康や幸福に寄与する。

     食生活について。当たり前のことになるが、とにかく野菜を食べると良い。泥は水で流す程度で、皮は剥いてはいけない。赤み肉や牛乳、精製されたもの(パスタやパン、白米など)は控える。そして、多くの発酵食品を摂る。

    理論を知りたい方は是非読んでください。
    腸内環境は生活習慣病や自閉症とも関連があると言われている。いい食生活から、素敵な生活を手に入れてくださいな。

    関連図書としては
    身体の9割は細菌でできている
    腸と脳
    人体600万年史
    がおすすめ。

  • 腸は第二の脳です。とにかく腸活。^_^

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