Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 367
感想 : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 1910197005605

感想・レビュー・書評

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  • 日本では読者が選ぶなんとかかんとかでしょっちゅうトップになるけど、
    海外の評価はそこまでではない、らしい。
    どんなもんなんかいな、と思いながら読んでたけど、普通になかなか面白かった。
    ちょっとクリスティっぽい感じ?Xの悲劇の時は主人公は完璧超人だったけど、
    こっちはちょっと違うし。
    とは言え、最後の一文で暗示された内容は
    クリスティはやらない(クイーンはときどきやる)ことですな。

    例によって解決編(「エピローグ」)が明確に分かれてるけど、私は久々に犯人が
    わかりました。

  •  少し前、アガサ・クリスティーの作品(ポアロとグリーンショアの阿房宮)をこの歳になって初めて読んだのですが、そういえば、私は、海外の本格ミステリー(推理小説)はコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズぐらいしか読んでいないかもしれません。
     といいうことで、今回は「エラリー・クイーン」。その中でも「Yの悲劇」を選んでみました。「Xの悲劇」からではないのは、たまたま図書館の書棚に「Xの悲劇」がなかったという単純な理由からです。
     さて、当然ながら“ネタバレ”を避ける意味でコメントはひと言だけ。確かに期待を裏切らない骨太の秀作でした。見事ですね。

  • 有名過ぎて一回くらいは読んでいただろうと思い込んでいました。

    未読。びっくりするぐらい初見。

    読み始めが偶然にも2月2日だったので、プロローグでやたらとテンションがあがりました。

    名探偵が敗北宣言をするという、古典定型からすると衝撃があります。

    13歳のいいところのお坊ちゃんが4歳の弟と一緒にきいきい騒ぐのも衝撃。

  • Xの悲劇の次に読んだ。Xの悲劇はとても面白い作品だったがYの悲劇は事前評価の圧倒的な高さのわりに、読み終わると不満点が多々あった。
    最も大きい不満点は犯人である13歳の少年が小説の筋書き通りに犯行をすすめるため、ヴァニラの匂いのする軟膏を自分の手首に塗る、という場面。13歳の知能ならこれがヨーク・ハッターを示す手がかりであり、塗ることの無意味さを自覚できるものだろう。でないとしたら、ジャッキーが並外れてバカなのだろうか?

    この行動は「真の犯人は死んだヨーク・ハッターでありジャッキーが傀儡である」という解釈を成り立たせるためなのだろうか。そうすると、作品を入れ子構造に持ち込んだがために13歳の知能を著しく低下・過小評価するということなってしまう。付け加えるならばヨーク・ハッターが小説を書いている=犯罪を扱う小説は探偵小説である、というレーンの推理はもはや決め付けである。発表当時はそうだったのかしれないが…。

    こういう所に不満を覚えると作品全体がミステリーのための土台であり作り物めいた感じがする。これは解説にあったとおりで、Yの悲劇全体をとってみても漫画のようにチープで人物に生命感といったものが希薄なのである。

    期待はずれてではあったがZの悲劇が読みたくなるくらいには面白かった。

  • Xの悲劇に続いての再読。
    こちらも内容を完全に忘れていた。
    Xに続いて読んだこともあり、Xとの比較してしまうが、自分としてはXの方が面白く読めた。

  • ううう。ううう。
    レーンを好きになれそうでなりきれない、、、のは訳のせいなのか、そういうものか。。。。
    同じ判のXの悲劇が無い。。。のでカドカワのを購入。ちょっと時間あけて読もう。

  • 個人的にはすごく面白かった。
    おかしな一族とか、古典的なのが好みなので笑

    病気の扱いとか、時代遅れな感じはした。
    というか、一族で老婦人だけ陽性で、他はみんな陰性なのが不可解だった。
    病気は持っているのに、陰性なのか?

  • 2015/08/18読み始め
    2015/08/25読了

  • 海外古典ミステリーといえば、アメリカ人ではエラリイ・クイーン(別名バーナビー・ロス)やエドガー・アラン・ポー、イギリス人ではアガサ・クリスティとコナン・ドイルでしょうか。
    エラリイ・クイーンは、良く知られていますが、従兄弟二人によるペンネームです。Xの悲劇、Yの悲劇のほか、国名シリーズも有名ですね。ところが、イギリスでは図書館にもほとんど著作が見つからず、アメリカでも日本ほどは知られていないそうですね。イギリスの書店にもありませんでした。
    最近クリスティの「アクロイド殺し」を読みましたが、私は「Yの悲劇」のほうがずっと楽しめました。どちらも、警察が頼りなく、部外者が探偵役として推理を働かせて事件を解決するものです。誰が犯人かを探す物語では、複雑な関係の大家族(誰が誰の継子とか乳母とか)が中心になって展開するものも多く、本作品も狂気に満ちたハッター家でさまざまな事件が起こります。舞台はニューヨークで、知っている地名がたくさん出てきて楽しめました。
    この作品がなぜすごいかといいますと、文句を言わせない、緻密な論理的解決だからです。難解にするため、強引な展開や設定があることも多いですが、そういうわざとらしさを感じさせずに、読者をうならせるのはすごいと思いました。私は宇野利泰氏の翻訳で読みましたが、翻訳も素晴らしかったです。
    ただ驚かされるだけでなく、読後にじわりと感慨が残る、深い作品です。

  • こちらも本当に久し振りの再読。内容完全に忘れてた。当時はセンセーショナルな内容だったのかもしれないが、現代では十分起こりえるレベルか。Xのほうが個人的にはミステリーとして出来がイイと思う。

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