魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)

  • 早川書房
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本棚登録 : 68
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150704087

感想・レビュー・書評

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  • トリックに思わず笑ってしまいました。
    物語としても豊穣です。

  • H・M卿シリーズです。
    マニアにしか進められないようなバカミスです。
    後家と署名された中傷の手紙が次々と村人に送られて、その手紙が原因で自殺者まで出るのですが、それでも後家の悪行は止まらず、とうとうこの騒動の解決にH・M卿が乗り出します。
    村に着いた日のH・M卿のドタバタの一騒動と密室のトリックにはかなり笑わされました。
    その他にもH・M卿はバザーでコスプレしたり、泥合戦したりとドタバタしています。
    トリックはそんなバカなという感じですが、愛すべき作品だと思います。

  • イギリスの辺鄙な村に起きた、謎の殺人事件と密室からの怪異な人間消失事件を描く。
    原題:Night at the Mocking Widow
    (1950年)

  • H・M物恒例のドタバタだが、あまりにもドタバタが多すぎ。
    トリックについては色々な方が書いているがバカミスな感がする。確かに”密室”ではあったが・・・。

  • これは確かに、ファンの人以外には
    まったくお勧めできない作品です。
    まあまあ、後家の発想が
    面白いといえば面白いんですけどね。
    それ以外は特に惹くところはないですね。
    せいぜい相変わらずのH・M卿の行動ね。

    ちなみにこの事件は一応
    ヒントは出ていますけど
    ほんの少しのヒントしか出ていないので
    まあ推理を楽しめるといえば楽しめます。
    が、真相は本当に平凡です。

    拍子抜けしてしまうことでしょう。
    まあ、あくまでもこの名義ですからね。

  • H・Mシリーズ

    後家の石板が見下ろす村ストーク・ドイル。村人たちの「秘密」を暴く手紙を送り続ける「後家」と名乗る謎の人物。手紙を受け取ったコーデリア・マーチンの自殺。レイフ・ダンヴァーズに誘われストーク・ドイルにやってきたH・M。フーシェの日記を成功報酬に事件の解決を依頼するダンヴァース。自らが受け取った手紙を説教の中で読みあげたキャドマン・ハンター牧師。混乱する村。夜中にジョーン・ベイリーを訪問すると予告する後家。H・Mと叔父ベイリー大佐の警護。屋敷の周辺を見張っていたフレッド・コーディが発砲した銃弾。ジョーンの寝室にあらわれた後家。何者かに射殺されたコーディと発見された手紙に使われたタイプライター。

  • 2009/6/29購入

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著者プロフィール

Carter Dickson (1906-1977)
本名ジョン・ディクスン・カー。エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

「2023年 『五つの箱の死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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