クリスティー記念祭の殺人 (ミステリアス・プレス文庫 72)

  • THE MYSTERIOUS PRESS
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  • Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151000720

感想・レビュー・書評

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  • 「アニーシリーズ」(クリスティーの「トミーとタペンス」を模しているようですね)第五の巻。そうですねえ、ミステリーの面白さから言うとまあまあ。

    でもクリスティー好きなら満足する。何しろ本の中で「クリスティー生誕100年」のお祭りが催されるストーリ展開ですから、例えば『スタイルズ荘の怪事件』から有名な『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』を経て、最後の作品『スリーピング・マダー』まで、クリスティーの膨大な作品が網羅されているので、あるある、読んだ、読んだと、好きにはたまらない。また、英米ミステリー作品名、作者名も沢山書き込んであって、マニアには面白い。

    この本のページ半分はそれで埋め尽くされているよう。(それで分厚い文庫になってる 笑)合間にクリスティー由来のストーリ展開があって、推理が解き進むという感じ。

    ま、わたしは未読のクリスティー作品を読みたくなったり、読み直したりしたくなったが、特に『終わりなき夜に生まれつく』が気になった。ブロンテの『嵐が丘』を下敷きにしてあるゴシックロマンだそうだからちょっと楽しみだ。

  • 読み進むに従って加速するおもしろさでした。
    クリスティー好きならお勧め。
    おっ!てネタやなるほどーなネタが満載です。
    登場人物のキャラクターも魅力的な人が多し。
    多すぎて把握するのがちょっと大変ですけれど。
    グェンドリン夫人は酷いけど好きだわー。

  • アニー&マックスシリーズ5

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