- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151301056
作品紹介・あらすじ
面識のない貴婦人からパーティーに招かれたポアロと相棒のキャッチプール。なぜ? と訝しむ二人の前で殺人事件が発生して……。
感想・レビュー・書評
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ソフィー・ハナ版2冊目。前のより面白かった。ポワロとして、と言うのはもう置いておくことにした。
ちょっと独特のユーモアと言い回しの癖というか否定の否定みたいな複雑にしようとするきらいがあるけど、これって訳の問題かなあ。
話として面白かったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスティへのオマージュに満ちた作品。もちろん探偵は、ポアロ。ある日突然自分の遺産を、自分の息子たちではなく、病気で余命の短い秘書に相続させるという老婦人。その意図は何なのか?というのが、最初の方の謎。しかし、その後、被害者に意外な事実が発見されて、そこから見え方がガラッと変わる作品でした。最後の終わり方は、いかにもクリスティなら、こうするのだろうなという終わり方でした。
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これはこういうものなのですよ、ポアロの面影を偲ぶために読むのだから。ポアロあんまり活躍しないけど。ヘイスティングスいないけど。アリアドニさんらしき作家ぽい人出てくるけど、なんかわけわかんない人だけど………犯人九分九厘確定しながら読むの辛いけど。
原書では続編いくつかあるみたいだけど翻訳途切れてるということは、そういうこと。 -
ミステリ作家で元子爵夫人のレディ・プレイフォードの屋敷に招かれる。彼女の遺言が変更され、全財産を秘書のジョセフに遺すと発表される。そしてその晩にジョセフは殺害される。クリスティの世界観を踏襲してポアロの推理が展開される。犯人は意外のようで意外でもない人物だった。推理は多少強引なところもある。もっと推理にキレが欲しかった。ポアロがもっといやらしいほど自信家であったならもっと良かったかもしれない。ポアロが前面に出ている感じがしなかった。改めてクリスティの人物造形などが優れていたことに気がついた。作品としては及第点だが、クリスティの域には達していない。
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2017/08/17読了