- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151821547
作品紹介・あらすじ
強制売春の被害者が起こした思いもよらぬ事件。グレーンス警部が直面する北欧の闇とは? スウェーデン警察小説シリーズ第二作。
感想・レビュー・書評
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アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『ボックス21』ハヤカワ文庫。
北欧社会の闇を描いた警察小説の傑作。ランダムハウス講談社より刊行されたグレーンス警部シリーズ第2作が復刊。本作のラスト3行の衝撃はフィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』にも優るとも劣らない。
売春斡旋業者から激しい暴行を受け、病院に搬送されたリトアニア人娼婦のリディアが取った思いも寄らぬ行動は事件の真相へと…
ランダムハウス講談社版で既読であるのだが、これから刊行されるであろう未訳作品に期待を込めての再読。 -
エーヴェルト警部シリーズの2作目。
北欧社会に蔓延る闇を主に話が進み、結末は…。
嫌な読後感だけれど、物語が、世界全体に蔓延る闇を描いているようで、気持ちに突き刺さるものがある。
北欧社会の社会が抱える闇は、東欧諸国にもつながり、そして、日本にも蔓延っている…。
世界全体の問題。
シリーズ3作目を読むつもりだが、エーヴェルト、スヴェンともに、心に深い傷をもったまま、仕事をしていくことになるのか…。 -
「制裁」の刑事達が登場するシリーズ二作目
前回同様、読み終えた時の
現実の問題を突きつけられた重みが凄い。
前回のあとがきにもあったように、物語はフィクションではあるが、モデルになった人。事件事象は存在している事実。
そして日本でも同様の問題がある事実。
ラストの終わり方は途中で予想が出来たけど
「そうであって欲しくない」という
思いのまま読み進めて、嫌な汗をかいていたら
放り投げられてしまった。
登場人物紹介の並び順が、刑事達をメインにしていないあたりがにくい。
過激な方法で目撃者から証言を得ようとするベテラン刑事に、汚れ仕事をさせていると自覚していながらも自分では一歩踏み出せないパートナー
彼にも決断しなくてはならない場面が回ってくるあたりが好き。 -
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2018/05/25
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2018/05/25
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いえいえ野暮ですみません。
間違え方が、ミステリーを読み込んでる方の間違え方で好きです。
(^^;気持ちはわかりますよ。
名前が複雑な人も多...いえいえ野暮ですみません。
間違え方が、ミステリーを読み込んでる方の間違え方で好きです。
(^^;気持ちはわかりますよ。
名前が複雑な人も多いですし。
2018/05/26
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シリーズ最初から再読している最中、もちろんタイトルだけで内容を思い出すのは無理なのだが読み始めると記憶がよみがえって二度目ならではの細部の読みも深くなる。それにしても2作目は後味の悪さがどんよりと立ち込めて気持ちが悪い。後でこれも決着がつくのだろうか、楽しみに読み進めたい。