天使と嘘 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 273
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151832543

感想・レビュー・書評

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  • イーヴィ大活躍を楽しみにしていたのにぜんぜんでだいぶ消化不良

    相手の心理を見抜くという点では臨床心理士のサイラスひとりでこと足りましたね
    イーヴィは無茶してかき回して思わぬところで事件と繋がったで!という役回り

    しかもイーヴィに隠された謎は次回作に持ち越し
    真の意味で二人がコンビになるのは次回作なんでしょうが

    うーん消化不良

    面白いところはたくさんあったので、次回作ももちろん読むけど
    もっと派手なのを期待したい

    • 1Q84O1さん
      じゃあ、仕方ないけどもう少し登場してもらいますかw
      (読んでないのに何様だ発言…)
      じゃあ、仕方ないけどもう少し登場してもらいますかw
      (読んでないのに何様だ発言…)
      2023/11/21
    • マリモさん
      私も読み終わりました!
      なんか…二人がタッグを組んで事件解決する場面を待っていたら肩透かしをくらいましたね。次巻から動き出すんでしょうか。
      私も読み終わりました!
      なんか…二人がタッグを組んで事件解決する場面を待っていたら肩透かしをくらいましたね。次巻から動き出すんでしょうか。
      2023/11/25
    • ひまわりめろんさん
      お、読了しましたかー
      なんかね、上下巻に分けたのも良くなかった気がします
      バディものへの期待感が膨らみ過ぎて
      たぶん、イーヴィが子ども過ぎた...
      お、読了しましたかー
      なんかね、上下巻に分けたのも良くなかった気がします
      バディものへの期待感が膨らみ過ぎて
      たぶん、イーヴィが子ども過ぎたんでしょうが、その辺りはむしろイーヴィを形作る大事な要素だと思うんで
      次回作で大人になったイーヴィに期待ですね
      2023/11/25
  • 【今週はこれを読め! ミステリー編】魅力的な主人公コンビが誕生! マイケル・ロボサム『天使と嘘』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
    https://www.webdoku.jp/newshz/sugie/2021/07/30/165300.html

    天使と嘘 下 | 種類,ハヤカワ・ミステリ文庫 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014857/

  • 意外にもイーヴィの能力を活用してずんずん事件解決へ、という展開ではなかった。
    折角の魅力的な設定を、そういうありありな消費で無駄にしないのがまた良い。

    これはもはや殺人事件の解決は舞台に過ぎず、サイラスとイーヴィの絆を育むための、遠回りで不器用な道のりを見守る物語。
    事件の謎や、次第に明らかになっていく綺麗とは言い難い事実、意外な真相もきっちりできており、決して悪くはないのだが、やはりそれ自体はどこかで出会ったことのある展開で、幕間で繰り広げられる2人の物語がとにかく印象的で面白い。

    今作だけでは両者の過去は全く清算されず、至るところに次作以降へのフックが取り残されている点多数で、今後どう回収されていくのが楽しみなシリーズ。

  • サイラスとイーヴィの話が中心の上巻とは打って変わって、下巻はジョディを殺害した犯人探しが加速する。
    限られた登場人物、しかもそのほとんどが身内という中で、疑わしい人間を絞り込む緊張感をぎりぎりまで引っ張り続ける。読む側に『もしかして。。。』と考えさせる絶妙な情報の出し方にも感心した。
    そして、ラストは映画のクライマックスを観てるかのようにハラハラドキドキした。

    イーヴィの過去は未だ謎に包まれたままだ。
    アイルランドの切手が貼られた絵葉書や、彼女が『あいつら』と呼ぶ人たち、テリー・ボーランドとはどこでどう出会ったのか、そして彼女は誰に怯えているのか。
    小出しにされた情報が続編への期待を高めてくれる。

    サイラスならきっといつか彼女を救ってくれる。
    大丈夫だと信じている。

  • 混迷深まるスケート選手殺人の捜査は二転三転し、優等生と思われていた被害者の身の上にも驚くべき事実が明らかになる。だがそれは隠された秘密の一端に過ぎなかった。そしてサイラスによって施設から引き取られたイーヴィは、事件の証拠を発見するが……深い傷を抱えた少女と、秘めた過去を持つ臨床心理士の交流は、嘘にまみれた犯罪を解決できるのか?

    一つの事件は、重い結末を迎える。もう一つの事件は、次作に続く。

  • 伏線がいろいろで目隠しされたが、そう来たか!
    けど妹がなぜいるの?とツッコミたくなるけど、そんな些細なことで読み返さない。最後まで、一気読みしてしまう展開なんだもの。

    と、イーヴィの謎は解明されず、自作に続く。
    2,3作目と発売が待ち遠しい。

  • 嘘を見破る能力を持つイーヴィと臨床心理士のサイラス。二人の個性の強さが魅力的な新シリーズ。イーヴィの生い立ちとサイラスと関わることで変わっていくもの。殺人事件を通してイーヴィが人に寄り添うこと、見ていてくれる人がいることに気づいていくその瞬間が鮮やか。シリーズとしてこの二人がどうなっていくのかがとても楽しみ。

  • 次々候補に上がってくる一癖も二癖もある容疑者達
    被害者の裏で絡み合う欲望 浮かぶ矛盾
    上巻から引き続き悪い方向へとその身を転がしていくイーヴィ
    冷たい、閉ざされた心
    ようやく届いたサイラスの無償の愛 その瞬間に涙
    芽生える新たな感情
    巧みな心理描写にやきもき 
    大人なサイラス 子供なイーヴィ 異なる視点と語り口が面白い
    トリックの部分はああなるほどと感心したけど個人的にはもう事件どうこうよりサイラスとイーヴィがただひたすら上手くいってほしいと見守っていた感
    まだ明かされなかったイーヴィの過去 続編待ち
     

  • 謎解きは凡庸かもしれんけど、その他の設定勝ち。
    続きが気になる。

  • 上巻の印象そのままで終わったというか、事件より二人の関係が気になって気になって仕方がない展開だった。事件の謎解きという面で考えれば、意外性はさほどないぶん物足りないうえに、ところどころ疑問に思う点もあったのだが、それすら吹き飛ばしてしまうほど、メイン二人の仲の進展具合がもう……ねえ(笑)。これは続きを手に取らずにはいられないわ。

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著者プロフィール

マイケル・ロボサム Michael Robotham
1960年にオーストラリアの小さな町で生まれ、19歳でシドニーの新聞社の記者となった。
14年間、オーストラリア、イギリス、アメリカで新聞記者、雑誌記者として働き、1993年にゴーストライターとなって政治家、ポップスター、冒険家などの自伝を執筆した。
うち12冊がベストセラーとなり、累計200万部以上売れた。
デビュー作『容疑者』(集英社刊)以降マイケル・ロボサムの作品は25の言語に翻訳され、英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー賞、オーストラリア年間最優秀小説賞、ネッド・ケリー賞長編賞を受賞している。

「2021年 『誠実な嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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