- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088512
感想・レビュー・書評
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読み終えたのはだいぶ前だが、今でも内容は鮮明に覚えている。
エログロを最低限の登場人物と舞台のみで作り上げたハードボイルド/ホラーのなり損ないの極北。
所々に挟み込まれるギャグも笑えはするのだが更に作品の狂気を倍増させる装置になっている。
おぞましい表現ばかりで時代が時代なら発禁になっても不思議じゃないほど狂気に満ちた怪作。
本当に酷過ぎる内容。酷ミスなんてジャンルがあれば間違いなくダントツのトップ。
本棚において置くと呪われそうで怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中の妬み嫉み、血と臓物とあれやこれやをありったけぶち込んで活字にしたようなハイパーな作品でした。マジメに読むもんじゃあありません笑。世の中クソばっかなんだよと自暴自棄に陥っている方なんかには、あ、俺まだマシかもと思わせてくれるはず。私は大好きです!
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エログロですが、受け取り方は人それぞれだと思います。
私には恋愛小説に見えました。純愛です。
はあ、もうどうしようもないくらい気持ち悪くて惹かれてしまいました。汚い描写も汚い言葉も醜い心情すらこの愛は止められません。
この作品を新歓一発目で薦めてきたミス研の先輩に、乾杯。最高です。 -
この作家がいけないのか、この作品がいけないのか・・・<br>
飯野文彦のほかの作品を読んでいないから何とも言えない。<br>
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でも、一つ言える事はこの小説は女性が読むべきじゃない。<br>
北方氏などと違い、多くの女性はこの小説に不快感を表すのではないだろうか?<br>
とは、思うんだが意外に女性陣にも好評だった。<br><br>
一つ言えるのは、この小説は類稀なる“馬鹿ミステリー”であるという事。<br>
普通のミステリーに飽きたような変人には調度いい一冊かもしれない。<br><br>
因みに、私は大好きですw