- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152091369
作品紹介・あらすじ
50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。草食系でのんびりした性格に反し、15年前、父親を殺されたというハードな過去の持ち主。現在はゲームプランナーをしつつ、体質を活かした"監視"のバイトをしている。だが、そのバイトのせいで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。メイジは戸惑いながらも知恵と友情を武器に立ち向かうが、この利とも枷ともなる体質が驚愕の事態を招く。
感想・レビュー・書評
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20時間寝て50時間起きている生活って?
昼とか夜とか関係なくなるから、とっても生活しにくいに違いない。周りの理解も得られにくいだろうし。
そこへ、こんな面倒なことに巻き込まれてしまうなんて。
自分のことをかげながら見守ってくれていた人がいるのは心強い。その存在があれば頑張れそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろくて続きが気になってページをめくる手を止められなかった。
謎とどきどきとハラハラ。 -
「文字通り [...] 二十年以上、長い昼と長い夜を過ごしてきたというわけですか」(223 ページ)
五十時間起きて、二十時間眠る特異体質の持ち主である主人公。
けれど、彼はただの『運のない若者』ではなく、
『不幸な星の下に生まれた人間』という代名詞を背負うに値する過酷な人生を歩んでいる。
そんな中でも、素直に育った彼の周りには、
魅力的で、男気に溢れる仲間がたくさんいる。
『君のためにならなんでもしよう』
そんな決意を持った仲間同士の関係に胸が熱くなる物語り。 -
面白かった。気になって一気読みでした.明二,ケン兄、紗季、ナタネ(種苗屋)
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しばらく「積読」だったのですが、読みだしたらおもしろかった。
お涙ちょうだいものではなく、ミステリ感もあり、サスペンス、というか追跡劇もあり。
設定が必ずしも必要だったかわからないけど、みんながみんな悪者ではない、というか一生懸命生きている感じがいいですよね。