- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152093400
作品紹介・あらすじ
2012年5月、日本屈指の大ホール・東京国際フォーラムは熱気に包まれた。ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が来日、5000人もの聴衆が参加する「白熱教室」が行われたのだ。すべてをお金に換算する「市場主義」の是非を問う前篇「すべてをお金で買えるのか」。原発の再稼動、電気料金の値上げなど、震災後の日本が進むべき道を議論する後篇「これからの日本の話をしよう」。簡単には答えの出ない難問を議論する史上最大規模の特別講義の模様を、日英対訳テキストと2カ国語音声DVDで完全収録。
感想・レビュー・書評
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有意義な議論をするということはどうこうことなのか少なくとも口喧嘩ではなく対話になっている。話が具体的なので考えるいいきっかけになる。
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サンデルの授業録。読んでから結構時間がたってしまったので細かい内容は忘れてしまったが、「考える」ことを考えさせてくれる、そんな刺激をもらった。哲学することの刺激。ただの思考実験の繰り返しではなくて、現実に根差した理性的、実存的葛藤が哲学であるということを。
17.4.15 -
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が、日本に来日して行った白熱教室。前編のすべてをお金で買えるのかという議論では、スイスで実際に起こった核処分場の話しが紹介され、個人的にはとても興味深かった。会場にいるような感覚で、「自分はどちらの立場か」を考えながら、ぜひ見てほしい。きっと、マイケル・サンデルの議論の進め方に感銘することだろう。英語・日本語完全対訳ブック+2ヵ国語音声DVD付き。