黒猫の薔薇あるいは時間飛行

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 640
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093431

感想・レビュー・書評

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  • 黒猫シリーズ。

    二人のすれ違いの恋がいいのか悪いのか。

    まあ、正直黒猫にはいらっとしますが。
    ただ主人公がすごく気がつく子なのでなかなかいい雰囲気にはなってきました

    まあ、それはさておき今回の離れた二人がそれぞれ事件を解決する作りはいいなと思いました。

    二人の行く末を見守っていきたいです

  • 舞台が日本とフランスになって、いったりきたり。
    謎解きは難しいなと感じた。
    二人はすれ違ってしまったりと、もどかしくなる。続きが気になる!

  •  小難しい美学談義を交えながらの謎解きシリーズですが、蘊蓄度が薄れてきた分だけ読み易くはなってるけど、ちょっと失速した感もあり。
     切ない恋のお話としては好し。

  • 日本とフランスで、付き人と黒猫で、
    それぞれに、別々のパートナーとともに、
    それぞれに異なる、しかし繋がりもある
    恋話ミステリーに臨む構成は、よかったかな~。

    でも…、エピローグの章での黒猫の講釈は、
    言っていることが、まったくわからず、
    若干読み飛ばし気味になったのは、残念でした…。
    (第1作ほどではなかったけど…)

    この作品(シリーズ)は、
    キャラクターや設定、基本構成はいいんだけど、
    いかんせん、黒猫の講釈がエスカレートすると、
    どぅしても、興醒め気味になっちゃうんだよな~。

  • 続きを待っていました。
    もう少し、近づきたい感じ。
    でもいいか。
    なんともいい本です。

  • 若き天才美学者・黒猫と彼の付き人の美学講義ミステリー第3弾。

    パリの大学に客員教授として招かれた黒猫と、日本に残り博士課程でポオの研究を進める付き人。
    離ればなれの2人ですが、それぞれに謎解きをすることになります。
    一夜で消えた薔薇の花。
    不思議な天井庭園とがらりと変わった音楽性。
    2つの別々の謎ですが、だんだん見えてくる共通項と謎に関わる恋愛の行方にどきどきさせられました。

    黒猫先生の講義、今回もおもしろかったですが難しかったです・・・。
    本書のキーになる<時間>のくだり、よくわからないまま読み進めてしまいました・・・。

  • 今回は主人公と黒猫が日本とパリでそれぞれ時間にまつわる謎を解いていくが、根底が繋がっているという内容。
    説明を理解するのにやはり頭を使うものの、やっぱりこのシリーズが好きだなぁと思った。
    しかし…この2人の関係…早くどーにかなって!と、切に思った。
    2人の関係の続きが気になる~。
    焦れったいのが苦手、小難しいのは嫌という人にはオススメできないかな…。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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