トミーとタペンスの大冒険 秘密機関 (ハヤカワ・ジュニア・ミステリ)

著者 : アガサ・クリスティー 嵯峨静江

• 早川書房 (2020年5月26日発売)

作品紹介・あらすじ

大不況のなか、幼なじみのトミーとタペンスは、探偵の会社をはじめる。その直後、国の命運がかかった極秘文書消失事件に巻き込まれてしまい、文書をねらう地下組織の大ボスとの対決へと突き進む。冒険また冒険、若いふたりの運命は？　名コンビの胸おどる活躍

感想・レビュー・書評

[みけさんの感想 · 2021年6月19日]

幼なじみ二人で作った会社に舞い込んだ依頼。
イギリス政府の極秘文書と、共に消えたと思われるアメリカ人女性を探すこと。
文書を狙う組織のボスの正体とは。

有名すぎて読んだことがなかったアガサ・クリスティー作品。
小中学生向けに書かれているので、ふりがなもあり、表現もわかりやすかったです。
でも思ってたよりは難易度高いのかも。
頭の中で整理しないと状況がつかめない。
時々出てくる挿絵は可愛いのに、内容はとてつもなく危ない。
ハラハラしながら読み進めました。
しっかりミスリードされましたしね。

ラストは微笑ましいめでたしめでたし。

[ひーさんの感想 · 2021年4月15日]

現在絶版の創元推理文庫版で読了
二重三重に仕掛けられた罠に主人公も読者もハメられ続け、最後は手に汗握るジェットコースター展開。
自分はハウダニットよりフーダニットの方が好きなのだなと気付いた。