と、ある日のすごくふしぎ

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 370
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152099693

作品紹介・あらすじ

SF世界観の中、突拍子もない人々が躍動する――ささやかな超能力をもつ少女、即身仏になりたい兄、騎馬戦に命を賭ける少女達とロボット。《俺マン》《このマンガがすごい!》にランクインし、マンガ、カルチャー、アート各方面から評価を受ける著者の渾身作。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、宮崎夏次系の「と、ある日の」というフレーズで始まる短編作品(SFマガジンに約7年間:2013年10月~2020年10月連載)を一冊に纏めたもの。現在もなおSFマガジンでは宮崎夏次系の短編作品が継続して連載されているが、「と、ある日の」というフレーズは無くなっている。最近の漫画単行本では、表紙カバーを外すと表裏表紙に作品が書かれている機会が多い。流行っているのかな?本作品では描き下ろし作品が描かれている。また今回、宮崎夏次系が同郷の女性漫画家であることを初めて知った。宮崎作品と言うと何かカッコいいね。

    全体的にほんわかしているが、よく読んでみるとシリアスな内容のものが多い。SFマガジンの中では丁度良い位置付けで存在している。時には、手にして一番最初に見ることもある。いつまでも連載が続いてくれればなぁと思う次第である。

  • 『と、ある日のすごくふしぎ』な物語がたくさん詰まった作品。シュールだけどギャグと相まって、意外にサクサク読める。"絵"も柔らかい感じがして、結構良かった。

  • かわいい、おもしろい
    メルヘンな思想の強さを求めてる人は是非

  • SFギャグ

  • 昼休みに会社近くのインド人がやってるカレー屋で、サグチキンカレーを食べながらこの漫画をすこしずつ読むの至福

  • 回転して回転して回転して変なところに着地する。でもなんかちょっといい。

  • 起こり得ない状況なのになぜかリアルで暖かく感じる短編集。人間が持つより多めの優しさを持っているように見える登場人物たちが繰り広げる日常は、なんだか羨ましくも思える。
    個人的にはスープとトイレットペーパーの夢オチの作品が好きだ。

  • ショートショート、好きでした。意味がわからなくてもいい、私はこの世界にいきたいなあと思いながら読めるのが幸せなんだ。

  • 娘がこの作者さんのファンなので
    読ましてもらった

    3ページくらいの短編を盛り合わせで
    凄い量を載せている

    発想が凄い斬新で絵のタッチもアーティスティック
    すごい面白い(*´∇`)

    ほんと【はっ?】【あっ?】っと脅かされる

    そういや脅かされると言えば職場の後輩で
    【めちゃくちゃいい加減な後輩】がいて…
    俺がこの間現場でいきなり背後で鳴かれ、驚き振り替えったらそこにヤギがいた…
    そのエピソードを話ながらヤギの写真を 後輩に見せたら
    【へぇ~…それ…なんですか?…鹿ですか?…】

    そのくらいの衝撃…
    40すぎで小さい子供がいて…シカとヤギの違いが分からない…

    仕事でやらかした大惨事になったミスもコイツは忘れるし…なんならよく行くパーキングに風呂があり
    (たまには帰りに入ってみたいな)と俺がぼやいたら

    【あっ…俺連休中の友達と旅行中に利用しましたよ!】
    と言うので
    (どうだった?良い感じだった?)と質問

    そしたら小首を傾げながら
    【ぃや…俺…そういうの覚えてないんですよね…】

    そのくらいの衝撃…

    そう…生きてりゃなんとかなるらしい(笑)
    そうだな…前を向いていこうな
    下向いたら涙出ちゃうもんね
    キラキラ光るから宝物かと思ったら俺の涙だったみたいな…

    駄目だ無理やり彼を理解しようとしたが
    やはりできない(笑)…

  • 切なさと優しさをシュールで包んで中毒性のあるギャグで揚げたような短編集 当たり前と言えばそうなのだけど、この独特な世界観にぴったりと合うような絵柄が魅力的で、描き込みの多さや人物の僅かな表情の変化によって読後の充足感が増す
    解凍、訪問者、まわりくる、私の色、まっくらけっけ、生涯ピザ、大人の世界、お買い物がお気に入り

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著者プロフィール

漫画家。著書に『夕方までに帰るよ』『変身のニュース』(第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門「審査委員会推薦作品」選出)『僕は問題ありません』『ホーリータウン』『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』『アダムとイブの楽園追放されたけど…』(以上すべて講談社)、『培養肉くん』(KADOKAWA)、『なくてもよくて絶え間なくひかる』(小学館)、『と、ある日のすごくふしぎ』(早川書房)がある。最新作『あなたはブンちゃんの恋』を講談社「モーニング・ツー」にて連載中。画集に『変な夢を見た』(講談社)がある。

「2021年 『ハルには はねがはえてるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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