プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

  • 早川書房
4.42
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152100702

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。私は誰。自分の経験値が自己存在を示す良いお話。孤独な戦いになるはずが助け合うバディが登場。意思疎通がシンプルで小気味いい。問題は何か。今しなければならない事は何か。科学とは。実験とは。優れたエンジニアとは。積み重ねていくコミュニケーション。愛すべき人格。幸せになる。

  • 主人公が自分の名前すら覚えてない状況で目覚めてから段々と自分の使命を思い出して行く過程と、与えられた状況下で地球を救うために奮闘する展開が魅力のSF
    主人公1人で淡々と進むと思われただけに、後半の展開があったので下巻でどんな結末になるか楽しみ

  • 自分が誰だかわからない。
    どこにいるのかわからない。
    私は誰?ここはどこ?
    というところから始まるストーリー。
    JAXAが観測しているペドロヴァ・ライン。
    太陽が死にかけている?
    太陽がアストロファージに感染している。
    宇宙船はタウ・セチに向かっている。
    アストロファージは燃料。推進力。
    スリープから解けて段々とミッションを思い出す。
    すごい!ワクワク。
    宇宙人!本当に?
    大気がまるで違う。
    アンモニアで呼吸する宇宙人。
    しかも29倍の気圧。
    対面して意思を伝えようとするとちょっとした表情などを感じる?ニュアンス?
    主人公も相当な天才だと思うけど、
    作者も相当な天才だと思った。
    未知の知的生物への理解能力がものすごい。
    エリディアンのロッキーと友達になれたような気がする。
    すごいすごい!興奮する。
    会話できるようになるのが早い。
    面白すぎる!下巻へ。

  • この本はとにかく面白い! 進む進む。宇宙人に遭遇だけど、これが本当だったら兄弟のようになれるかな? 目的が二人共同じだから友好的になれる。人類 異星人を救うというミッション。お互いの宇宙の中で二人だけなのだから。お互いのコミュニケーションの作り出し方が面白かった。ニュートリノのことがでてきて、そうだったな、そんな働きがあったな、と科学を思い出した。科学雑誌時々読んでいて、役に立っているじゃん、と喜んでいる。
    下巻は同居しちゃうけど どうなるのかな?
    結末はお互いが幸せであるといいけれど。そこだけが心配。だってお互いが分身みたいなんだも。

  • ーオーケイ、地球を救うミッションだって?

    〈あらすじ〉
    僕は突然目を覚ました。真っ白な部屋、裸の自分、生きている人間が誰もいない空間、自分が誰かも分からない。さて、この状況、この空間、一体なんなんだ。だけど分かることもある。そう、ここの重力はいつもと違う。なんということだ。ここは地球じゃないのか。オーケイ、さあ、何から始めよう。

    〈感想〉
    本当にめちゃくちゃ面白かったです。
    SFこんなに面白いのか、、、。SF作品は映画ではよく見たりしていましたが、はじめて本で読んでみました。
    初っ端から、重力だの質量だの計算式やら状況説明やら、結構難解です。
    というか、これは物理選択してないと難しいのでは?と思う内容もたくさんあったのですが、それを超える展開の面白さ、、、。
    最初が遅々としてしまう部分あって、読むのに時間はかかりましたが、最高にかっこよくて、最高にドラマチックで、最高に胸が熱くなります。
    途中で出てくる相棒がとにかく最高です。
    博士の「オーケイ」の口癖、うつっちゃいますし、相棒の「しあわせ!」もまた、うんうん!と頷きたくなります。
    最後の展開もまた良いんですよね、、、。
    とにかく壮大で、知的興奮が止まらなくて、ドキドキも止まらなくて、ほっこりまでしちゃえる作品です!

    ※上下巻同じ感想です。

  • ここ1.2年読んだ本の中で一番面白いです。ネタバレ一切なしで、とりあえず読んでみて欲しい!

    下記は下巻含めたネタバレなので注意してください。



    ここはどこ?私は誰?状態でほぼなにも思い出せない状況の主人公が、実験で宇宙にいることを理解するという序盤の展開からすぐに惹き込まれます。
    実際に理解出来ているかは別として、実験の方法やその結果についてもかなり分かりやすく、専門用語はそこまで出てきません。翻訳も自然で読む上でノイズになるようなものを一切感じませんでした。

    そして途中からまさかのバディものになるという衝撃!ロッキーが出てきたときは面白展開すぎて思わず笑ってしまいました。コミュニケーションの取り方も、だんだんPCの翻訳を見なくても言葉が分かっていく過程も良くて、2人のことがどんどん好きになってしまいます。
    また、記憶を取り戻すことによって分かる過去の話も、主人公が超人過ぎないのが良い塩梅でした。人間たちもみんな魅力的です。

    2人がどんな困難な状況になっても、どうやってここから解決するんだろう?とワクワクしてしまう、エンターテイメントとして楽しめる素晴らしい作品でした!

    あと1番最後のシーンが良過ぎる。
    主人公、良かったね...!

  • 噂に違わぬ面白さ.
    詳しい感想は下巻にて.

  • 内容については何も語れない
    ネタバレ厳禁な物語。
    とにかく面白い。ホーガンの「星を継ぐもの」の現代版とでも、軽やかにアクティブでスラスラ読める!

  • 確実に何も事前情報を読まずに、なんならあらすじや書籍冒頭の図すらも見ずに読み進めてほしい。
    現在おかれている状況を何も把握できていないまま放り出される主人公に、より深く共感しながら物語に入り込めるだろう。

    上巻の序盤は少し退屈に感じる部分もあるかもしれないが、徐々に明かされていく状況、展開の中、それらが繋がっていくことで驚くほどにストーリーを駆動させていく。

    アンディ・ウィアーらしいユーモラスな語り口調は、単調になりかねない舞台を素晴らしく彩っていた。

  • 面白かった〜!
    文句なしに星5つ。

    なんだろうね。SFとして真新しいかと言われたら、そうでもない。
    地球の危機、星間旅行、宇宙人とのファーストコンタクト。題材としてはむしろ王道。

    だけど、その描き方が上手い。
    宇宙船で目覚めた主人公が、徐々に記憶を取り戻していく。パズルのピースが埋まっていく様子が気持ちいい。

    キャラクターも魅力的だね。
    それなりに人間臭いのだけど、味が濃すぎない。大人が楽しめる会話劇。

    上巻の醍醐味は、やっぱりファーストコンタクトかなぁ。
    宇宙人があまりにも愛くるしい。
    三体で絶望した我々SFファンを癒してくれるw

    詳細なレビューはまた下巻を読んでからかな。早く続きが読みたい。

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