量子テレポーテーションのゆくえ: 相対性理論から「情報」と「現実」の未来まで

  • 早川書房
3.43
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本棚登録 : 117
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152102409

作品紹介・あらすじ

「さあ、ちょっとしたSFの物語を使って、量子もつれとは何なのか探ってみよう」——難解で複雑な量子情報科学の歴史と基礎を徹底的に解説。世界で初めて量子テレポーテーションの実験を成功させ昨年のノーベル物理学賞を受賞した著者が贈る、最良の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ノーベル賞受賞者による量子テレポーテーションの解説本。
    量子力学の本は何度も挑戦しては挫折してるけど、これも相変わらず挫折しました。なんとなく雰囲気ではわかるんだけど、細かい部分になるとどうしてもなー。

    量子テレポーテーションとは、私達が一般に想像するテレポーテーションではなく、むしろ情報がテレポーテーションするようなイメージの方が近いらしい。というより、量子もつれをテレポーテーションと言っているだけなんだけど。

    二重スリットのような実験から言えることは、情報を取り出した瞬間に(量子の)正体が"確定"するということ…なんだけど、本書でツァイリンガーが語るように「情報を使わなければ、現実について語ることすらできない」。当然、確定していない状態の量子について知ることはできないんだ。量子力学の難しさは多分ここに起因するんだろうね。

    あるニート探偵は「知ることは死ぬこと」なんて言ったけど、真実知ることで死ぬことがある…のかもしれない。

  • ▼東京大学附属図書館の所蔵状況(UTokyo OPAC)https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003662283

  • 量子物理学の最大の謎とも言える量子もつれ。
    難しいけどとても読みやすく書かれていてまるで小説を読んでいるようなテンポの良さを感じた。
    これって翻訳者さんの腕が凄いのかも。

  • 最新のノーベル賞ネタ
    書いている本人の楽しさが伝わってくる

  • 請求記号 421.3/Z 2

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