なぜこの店で買ってしまうのか 新版: ショッピングの科学 (ハヤカワ新書juice 6)
- 早川書房 (2009年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
- / ISBN・EAN: 9784153200067
作品紹介・あらすじ
お客のすべての動きを仔細に記録・分析すると、ショッピングにおけるヒトの習性が見えてくる。銀行の前は足早に通り過ぎる、鏡の前では立ち止まる、女性は男連れだと買い物時間が短くなる、人はとにかくリストが大好きだ…徹底したフィールドワークから導きだされる瞠目のアドバイスで、スターバックスやGAPなど数々のクライアントを業界の第一線へと押し上げた著者が、ウェブの発達や企業のグローバル化を経たいま、変化したショッピング環境を踏まえ全面改稿した世界的ベストセラー。
感想・レビュー・書評
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店舗においてお客さんに商品を買ってもらうという行為は店舗のレイアウトが重要となる。この本を読んでから自らがショッピングをする際、店舗のレイアウトを見るようになった。ちょっとした気の遣いで売り上げが見違えるほどに変わる。
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読み物としても面白い。軽快なタッチでかかれているので、すんなり読める。が、かえって読むのに時間がかかった。もう少し簡潔に書いてあればもっと良かったけど。
でも一つ一つの例はかなり納得できはもの -
お店でのお客の行動から見える商品が売れる方法の本。「なるほど〜」と思わず感心する事例もあって、分かりやすいです。
この本を読んだ後にお店に行くと、「なるほどそういうことか」と思うこともしばしば。
日本人はこういう内容の本が好きじゃないですかね。 -
図書館で何故かパワープッシュされており、タイトルに惹かれたので読んだ。筆者のパコさんは「なんでこの商品が売れたか」とか「なんでこの店が人気あるのか」とかを調べているおっさん。その方法はひたすらお客さんを調査員が観察し(時にはビデオなども使い)、あのシャンプーのパッケージを見て、ちょっとしゃがんで別のシャンプーを手に取って、結局最初のシャンプーを買ったみたいに逐一チェックして集計する。途方もない。例えばネクタイ売場でお客を観察しているとその道は近道のようになっており人通りが多く、お客さんは他の人とぶつかって選ぶことをあきらめてしまう→ネクタイ売場を別の場所へ→売上が上がる のような。様々な成功事例がのっており顧客心理などを知る上で大変参考になった。ちょっとページ数などボリュームが多いが読むのが少々たいへんかも。面白かったので事務所の勉強会で概要を説明したら次の日に「客の動き解析、コンビニの販促自在に パナソニックとローソン」という記事が出ており、おお!と思った。
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今年60冊目。姉から面白いと聞き読んでみたけれど、なるほど面白い!!長年、小売店舗での顧客観察のフィールドワークに携わってきた著者が、小売店舗の細かな店舗設計がどれだけ客の行動に影響を及ぼし、ひいては売上に直結するかをユーモアも交えながら述べている。人間の身体機能や心理と店舗のレイアウトの相性というのは意外なことが多く、実際に店で客を観察しなければわからないのだな。そして地道な観察で著者らが集めたノウハウ(情報)というのが大きな価値を生むのだという点にも感心。惜しむらくは文章がやや冗長で長すぎる点。
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行動観察ということが、いかに社会において役立つかということがわかる本。
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お客さんの行動、それにあわせた商品陳列、そのあたりの具体例が、永年の調査経験をもとに詳しく並べられてて面白く読めます。
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パラパラと流し読み。なるほど!と思う事例がいくつも載っていて面白い。
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ためになったけど、非常に読みづらくて長いので凡人の自分には苦痛な部分が多かった。翻訳の問題だろうか?全く頭に入ってこない部分も多々あり、理解するのに一苦労した。でもショッピングをタイトル通り科学してしまうところはとても興味深く、目から鱗の部分もたくさんあって収穫有りといった感じ。特にお店の店長さんには読んでもらいたい一冊ではないでしょうか?でも読みづらいのが玉にキズだな〜。個人的には。もっと日本人向けに飛躍した翻訳だとさらに価値がでるような気がしました。いや〜読むのに時間かかりましたわ。
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ピンとこなかったので途中から流し読み.
ネットでのショッピングに限って言えばそれ自体で完結するものではなくあくまで現実を補完する物,という主張には同意.
今の自分の仕事ではこれを読む意味は薄そう.また必要になったら読む.