ライフログのすすめ: 人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice 10)

  • 早川書房
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感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784153200104

感想・レビュー・書評

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  • 人生の全てを記録して後で参照できるようにすることも、デジタル情報ならば可能になる。これから始める事として、身の回りの情報に対する整理思考を見直す必要があると痛感した。

    まずはここからライフログを始めよう、という趣旨ではない。ライフログにハマりはじめた人が未来を感じるのに良い一冊。

  • 日常生活の一挙手一投足までをライフログに記録している著者。ストイックなまでにデジタルデータに保存している。
    何らかの商品・サービス開発者として研究者的人物の行動と考えれば理解できなくもないが、一般人の私にはやり過ぎ感あり。
    仕事やプライベートがより便利になるためのライフログを期待していたが、実用的な本を探している人にはオススメできない。

  • 自分でEvernoteを使っていて、またtwitterに着々と書き込む人々を見て、ライフログをとることの功罪について考えたいと思い、Amazon検索。

  • どちらかというと、写真や日記等をつけることは反対派なのだが、この筆者のレベルまで徹底するとかなり意義があるように感じる不思議。自分を徹底的にマネージする、また記憶を徹底的に管理するというのは、実行出来ればリターンも大きい。お勧めの一冊。

  • ライフログがもたらす価値とその目的(仕事、健康、など)での活かし方の事例が書いてある。思ったよりもあまりワクワクさせられなかった。

  • 生きている中でのあらゆる情報をすべて電子化して保存・管理するという「ライフログ」について,最先端で研究開発している著者によって描かれた本。
    こんな未来が来たらどんなに人生を楽しめるようになるだろうか。とりあえず、scansnapと裁断機とシュレッダーがほしくなる本。

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  • あまりに楽観的が強いという印象は拭えないが、インスパイアされる作品。数年先には当り前になっている世界を描いた本だと思う。

    人生の全ての場面を電子的に記憶させるライフログの薦め。ライフログを取ることで人生にプラスになることは個人的には理解出来ているが、そのデメリット、もしくはそのコストパフォーマンスを考えると、そのまで楽観視できないのが、現状と認識している。

    例えばビッグブラザーへの出現については、ほとんど言及されていない、もしくは民間企業だから大丈夫、という感じだが、昨今の警察の状況を考えるとそこまで楽観的にはなれない。そうは言っても必ずそういう時代はくるのだから、如何に備えるか(インフラ的な備え、メンタリティとしての備え、生活習慣としての備え)は重要だろう。

    その準備の心づもり、意義、価値を非常に分かりやすく提示してくれる本。

  • 伊藤計劃の「ハーモニー」を読んでふとこの本の存在を思い出した。
    以前、斜め読みしたこの本。この機会にちゃんと読んでみる。

    著者が語る「ライフログ」の素晴らしき世界。これはSFでもなんでもなく、きっと近い将来訪れるであろう世界。

    しかし内容を100%受け入れ「ライフログ万歳」と言い切れないのは何故か?

    「わたし」の目の前にある事象を全て「記録」し、「記憶」することが必要なくなる世界。

    人は便利になると横着になる。横着になるだけならさして問題はない。しかし、進化を続けたら、退化しちゃったなどという結果では困ってしまう。

    そして著者はこう述べる。
    「社会的価値観とライフログとが完全に調和した社会」

    調和=ハーモニー

  • ライフログをとるようになったきっかけとなる1冊。

    ライフログとはその名の通り人生の「ログ」。この日はどういう一日を送って、何があってどう感じたのか。それを毎日電子記憶に記録することである。電子記憶なら、長時間保存してもなんら問題はないし、縦横無尽に検索をかけていつでも取り出すことができる。
    これには意義が2つある。1つは、毎日のすべてを記録することで、日常の「記憶」するという作業から解放されることだ。人間の脳は記憶することが大の苦手で、記憶を頭の中に置いておこうとするとそれがノイズになり集中力も低下する。本来もっと興味があることに集中することができるようになるのだ。
    2つは、嫌な思い出、経験に対して向き合うことができるようになることだ。嫌なことが合っても頭の中に置いておいてうんうん考えて悩む必要はない。後々見返した時に「あ~こんなことがあったな。あのときはアホだったな」と思い返して消化することができればそれでよい。必要なのは「不必要な再生」なのだ。そして何かに行き詰った時、何気なく過去を振り返り、考え直し、未来につなげることができる。

    ちなみに俺はTwitterのログをEvernoteのノートブックに毎日自動的にブチ込むことで実践している。もうすぐ1年分くらい溜まる。Twitterでは自分の行動記録と、思考の記録を記録しているので、たまに見返すと新しい気づきがあって楽しい。多分このログは何かにぶちあたったときの、自分の資産となることだろう。

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