- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784160901247
作品紹介・あらすじ
馳星周の直木賞ベストセラーを、『星守る犬』の村上たかしが感涙コミカライズ!
傷つき、悩む人々に寄り添う、一匹の犬がいた──。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と別離した一匹の犬「多聞」が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅する物語です。
家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師、震災で心を閉ざした少年……旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々です。彼ら彼女らは、多聞によって心を洗われ、勇気と愛をもらいます。東北から本州を縦断、ひたすら南西へと向かう多聞が目指す“目的地”とは──。
人間という愚かな存在を、犬の視線を通して描いた珠玉の連作短編集。原作は2020年に第163回直木賞を受賞、25万部を超えるロングセラーとなっています。
コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を描いた『星守る犬』シリーズが100万部の大ヒットとなり、映画化もされました。
抑制の効いた語り口でドラマを紡いだ原作を踏襲しつつ、きめ細やかな作画力で、感動的にコミカライズしました。犬好き、マンガ好き、文芸ファンだけでなく、幅広い読者を引きつける魅力にあふれた作品です。
感想・レビュー・書評
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村上たかしの存在を知れて良かった。間違いない物語とアニメの融合 上手く完成したし小説も漫画も同じくらい感動した あっ村上たかしさんは原田マハで見つけていたよ。
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出版を待ってました。あの世界観を見事に再現していて、涙ものでした。今日買えて読めて良かった!
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直木賞の少年と犬が漫画になっていたので図書館で娘が借りたやつを読んでみたら面白い。馳さんらしい?バイオレンスな所もあり感動ありで面白い
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あの犬はガーディアンエンジェル_「守り神」だってよ 震災で認知症が進んだ 一線を踏み越えると額が違うな まるでアメリカ人が考えるブラックジョークの出たしだな 今日の午後_新潟港北埠頭で身元不明の外国人と見られる男性の死体が発見されました あなたにも清められない穢れが_私にはある あれが丹波から来たバカか お互いの魂が引きあってる感じの関係だ 後にこちらが「本震」前夜のものが「前震」と呼ばれるようになった
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多分、話としてはすごく良いんだと思うのよ。オムニバスな感じとか、感動させるところとか、ヒリヒリした痛みとか。
言っていい?自分がバカなのが悪いんだけどさ、これ買った理由。
「え?村上隆原作別でマンガ描いてんの?意外。興味あるー。」
でジャケ買い。私は読みたい本を買うためにあまり本屋に行かない。未知の開拓を楽しむために行く。村上隆と村上たかしが別人とか知らねーわけです。
でも多分この人の作品を初めて手に取る人の1割くらいはこれだと思うよ…。
本名なんだろう。じゃなきゃ村上隆ありきのペンネームなんてありえない…でも、でもさぁ…!!似た分野で方やネームバリューのありすぎる人の同姓同名チートでしょー(涙)
…嘘。ごめんね。同姓同名なのは当人になんの罪もないもんね。
ただわたしの勘違いの「村上隆のマンガ」への期待は、感動なんかどーでもよくて、頭ガツンとかち割ってくれるような価値観の揺さぶりだったので、楽しめなかった…。その先入観さえなかったら、いいマンガだと思えたと思う。 -
【直木賞ベストセラーを犬漫画の名手がコミック化】震災で迷い犬となった“多聞”は、傷ついた人々に寄り添いながら旅を続ける。名作『星守る犬』の漫画家が描く、号泣必至の一冊。