アイオワ野球連盟

著者 : W.P.キンセラ 永井淳

• 文藝春秋 (1987年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ひーらさんの感想 · 2023年6月18日]

映画フィールオブドリームスの原作「シューレス・ジョー」の作者であるキンセラの長編野球小説。この長編小説の一部分は、変人扱いされながらも幻の野球連盟の存在を信じている「ぼく」と、メジャーリーガーの夢を諦めきれないままの親友の、野球の魅力に憑かれた上手く行かない人生の物語として「野球引込線」という独立した短篇になっている。
この長編では2人は過去の時代に入り込み、信じていたカブス対アイオワ野球連盟選抜チームの試合に参加し、その時代に留まりたくなってしまう。洪水で街が沈み、選手は雷に撃たれ、それでも試合は同点のまま何十日も何千イニングも続くという過剰なまでに奇想天外な野球ファンタジー。馬鹿馬鹿しさが面白くはあるが「野球引込線」だけで十分かな。

[こわんわんさんの感想 · 2009年4月18日]

野球への愛。こんなスポーツ小説のある国、
うらやましい。