風よ、撃て

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163169101

作品紹介・あらすじ

拳銃による射撃を、上司の係長にきびしく叱責された経験をもつ主人公の佐竹亨が、市民、家族、同僚の安全を守るために、それが必要と判断されたときには、躊躇せずに引き金を引けるかどうか…という問題から生まれるサスペンス。山中から発見された白骨死体。過去の犯罪が未来のたくらみを暴くとき、非情の銃弾が闇を裂く。第14回サントリーミステリー大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 二つの事件が絡み合う系の刑事もの。言葉を無くした女性とか、外国人労働者とか、文字が読めないが故に犯罪者にならざるを得なかった的なのが端々に出てきて、話せるようになってこれから新たな希望に向かうとか、逮捕されるときの事故で言葉をなくす爆弾魔とか、言葉と人世が軸かな?地道な捜査で少しずつ真相に近づいていくから意外性とかはないけど、刑事の仕事とはかくも大変なんだというのが、丁度良いストーリー展開のテンポもあって、臨場感を感じた。

  • 土砂の中から白骨死体が発見される。
    刑事•佐竹は事件を捜査するうちに連鎖的な数々の事象に翻弄され、凶悪な事件と向き合うことになる。
    また、かつての恋人の弘美と再会し…、というお話。

    ライトな雰囲気だと思って読み進めたら、思いのほか大きな事件に発展してびっくりでした。
    心の準備は必要ね。

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