さらば深川: 髪結い伊三次捕物余話

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163193403

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  •  伊三次とお文(文吉)、いよいよ所帯を持つのか。宇江佐真理「さらば深川」、髪結い伊三次捕物余話シリーズ№3、2000.7発行。因果堀、ただ遠い空、竹とんぼひらりと飛べ、護持院ヶ原、さらば深川の連作5話。第3話の「竹とんぼ、ひらりと飛べ」が秀逸でした。お文は、呉服屋美濃屋の一人娘おりうと旗本の三男坊の娘であった。

  • 髪結いの伊三次とよりを戻した深川芸者のお文に執拗に言い寄る伊勢屋忠兵衛の黒い影。やがて事件が起こり、お文の家は炎上した。
    (2000年)

  • うまいこと断ったら、大丈夫だったんだろうか?

  • 髪結い伊三次シリーズ3巻。「因果堀」が、印象に残った。表紙が伊三次とお文で、びっくりの展開でした。

  • どの話もしっくりしない感がのこりましたな

  • 髪結い伊三次シリーズ 3冊目

  • 髪結い伊三次捕物余話第3作目。

    不破のダンナともう一度やり直すことになった伊三次。ますます十手持ちに近づいてるなぁ、ってぐらい仕事に励む。
    周りにもそれとなくわかって行ってる気がする。

    お文が危うい。芸者はやっぱり人あしらいがうまくないと危険だぁね。

    読み応えあり!

  • 人情の機微を行間に感じる。お文の辰巳芸者言葉がいっちいい。

  • 町方同心不破友之進の手先を勤める廻り髪結いの伊三次と4年越しの恋仲の深川辰巳芸者・お文。
    人情捕物も楽しみながら、二人の仲の一進一退ぶりもイライラしつつ少しずつ深まる様子に「いい加減意地を張るなよお前ら・・・」とひとり唸っていたものですが、ついに今回で年貢の納め時か。
    また、3話目「竹とんぼ〜」での同心の妻いなみの様子から、不破家に娘フラグが立っているのがわかる!
    2冊後の巻で実際娘が生まれてましたが、うまいね。
    サザエさん的な展開にならず適度に時間が進み、登場人物それぞれの人生が動いている感じがする。

  • シリーズ3作目にして星5つ。もうね、登場人物に情がわいてしまって。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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