あくび猫

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 28
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163195407

感想・レビュー・書評

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  •  あくび先生の飼い猫チビ視点の短編集。
     食べることが大好きなあくび先生の美味? 珍味? のお話……なんだけれど、何か結局、何が言いたいのかよく分かんなかった…。
     オチは?
     『吾輩は猫である』のパロだから仕方ないのかな。
     というか、私自身が食事に感心がなさすぎるせいかもだけど。
     でもやっぱり、『この作者は結局何が言いたいのか』が分からない。

  • (吾輩は猫である)のパロディー。内田百間にも少し似ている。
    それにしても、食べ物の知識が豊富な事には驚く。それを、知識だけに
    しているのが、もったいない。もっと、自分の感想があればより良くなる。
    もっとも、設定が猫の目から見たものなので、仕方ないか。

  • 豪華絢爛、眼に桜ン坊が光る豚の丸焼き、美味絶佳、台北の仏跳牆、昔なつかしい大阪の牡蠣船…飼い猫「チビ」が語る、ご主人様と畸人達の愉快な日常。古今東西の蘊蓄と美味、珍味に彩られた現代版『吾輩は猫である』。

  • あくび先生が飼う猫のチビが語り手の“現在版・我が輩は猫である”。
     食べることが大好きな人々の語り、集う、美味、珍味の数々。教養溢れる専門家たち、奇々怪々なあくび先生のお友達、鱈くん、のたい君、キムチくん、とるきんサン、帆立さん……、そして二代目チビは毎日そんな人たちを眺めています。
     目にさくらんぼうが光る豚の丸焼きパーティー(愛豚会)はスゴイっっ☆(食べてみたーい♪)

  • 猫物十傑。
    十あげられるかどうかはさておき。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。

「2022年 『手招く美女 怪奇小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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