血脈 上

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163197906

作品紹介・あらすじ

それは大正四年秋、当代随一の人気作家、佐藤紅緑の狂恋から始まった-。生きようとする情熱ゆえに欲望と情念に引きずられる一族、佐藤家の人びとの凄絶な生の姿。第四十八回菊池寛賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでどんよりしました。
    金だけ払ってあとは見向きもしない父親に下女任せで愛情を注がない母親と知らんぷりの後妻。
    子どもたちがみんなグレて不幸になっていく様子を読むのはつらいです。
    著者佐藤愛子さんの実の父親と異母兄弟の実話らしいですが、登場人物の温もりを感じられなかったのでそもそも何故書いたのか理解に苦しみます。

  • 佐藤家の盛衰を描く作品。

    端緒は紅緑(洽六)のシナへの異常な愛情から始まった。

    その後、4人の息子たちは手前勝手な人生を送り、障害紅緑を苦しめていく。

  • <閲覧スタッフより>
    大手前大学 交流文化研究所主催 文芸講演会
    村上春樹と『阪神間文化』の周辺-私がめぐりあった作家たち-
    講師:ノンフィクション作家 小玉武 先生

    文芸講演会記念 特集展示本
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    所在記号:913.6||サア||1
    資料番号:10136058
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  • どろどろどろどろしたまま上中下巻の大迫力。芸術家に優しくない日本でよく生きていけたなと感動。面白かった。

  • それは大正四年秋、当代随一の人気作家、佐藤紅緑の狂恋から始まった―。生きようとする情熱ゆえに欲望と情念に引きずられる一族、佐藤家の人びとの凄絶な生の姿。第四十八回菊池寛賞受賞。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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