陰陽師 瘤取り晴明

著者 :
  • 文藝春秋
3.51
  • (22)
  • (48)
  • (107)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 360
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163204802

作品紹介・あらすじ

鬼たちを相手に、晴明と博雅が大活躍する絵物語。妖しく美しく恐ろしい平安の闇が今ここに広がる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まさに絵本、楽しい
    晴明と博雅のことを慕ってる妖もいて可愛いなと思った

  • 絵物語陰陽師のこぶとりじいさん。

    双子の薬師平大成と中成の見分け方は左右の瘤。ところがある日、右に瘤のある大成は鬼に気に入られ「もう一度鬼たちの宴に来る」という約束をして瘤を取られてしまう。それをうらやましく思った中成は、大成の代わりに宴へと出かけるが、不興を買って大成の瘤をもくっつけられてしまう。鬼たちは大成を連れてこいというが……。困った二人はとうとう晴明のもとへかけこんだ。

    絵 / 村上 豊
    装幀 / 坂川事務所
    初出 / 『オール讀物』平成13年10月号

  • 短編1篇分を絵物語風に。話は面白かった。晴明が瘤をもらうために策略を巡らしているかんじ。今回は博雅をダシにしたように感じられた。挿絵の方は味わいがあってよかった。

  • 晴明の相棒役である博雅の笛を楽しむ話でした……
    笛を吹いている時の描写がすごくよかったです!

  • 陰陽師シリーズの絵本版。
    通常の文庫本のようにいくつか短編が入っているわけではなく、「瘤取り晴明」のみで1冊に仕立てられています。
    文と絵が非常に良くマッチしているのも、表紙の紙が和紙風というのも良いなと♪

    お話もとっても楽しい内容でした。
    どこまでもクールな晴明と、「晴明のことが大好き」という感じが言葉の端々に滲み出ている博雅。
    この二人の掛け合いは、いつも本当に面白い^^
    今回のお話では、鬼たちを前にしての二人のやり取りが特に良かったです。

    ここまで嵌ったシリーズものは、ちょっと珍しい。
    私の中での陰陽師ブームはまだ暫く続きそうな予感です。

  • ほのぼのと読めておもしろかった。絵がよくあっていてよかった。

  • 陰陽師シリーズ。カラー挿絵付き。

    昔ばなしの「こぶとりじいさん」がベースなのかな。晴明と本来関係あるのかは知らないけど、、、。
    絵本仕立てになっている作りが、この陰陽師シリーズにすごく合ってて素敵。大人の絵本という感じで味わい深い。
    たくさん出てくる妖の中に、今までに出てきた妖もあれやこれやと出てきてシリーズ読者には嬉しい限り。一話の短編程度の長さだけど、サービス満点でした。

  • (2015-05-03)

  • 日本昔ばなしの『こぶとりじいさん』をベースにしたお話。
    絵本版なので、村上さんの味のある絵を楽しみつつ30分くらいで読めちゃう本です。
    わかりやすくて面白かった♪
    思った通りに進むお話ってけっこうストレス発散にもなります(笑)

全42件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢枕獏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×