- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163204802
作品紹介・あらすじ
鬼たちを相手に、晴明と博雅が大活躍する絵物語。妖しく美しく恐ろしい平安の闇が今ここに広がる。
感想・レビュー・書評
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まさに絵本、楽しい
晴明と博雅のことを慕ってる妖もいて可愛いなと思った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵物語陰陽師のこぶとりじいさん。
双子の薬師平大成と中成の見分け方は左右の瘤。ところがある日、右に瘤のある大成は鬼に気に入られ「もう一度鬼たちの宴に来る」という約束をして瘤を取られてしまう。それをうらやましく思った中成は、大成の代わりに宴へと出かけるが、不興を買って大成の瘤をもくっつけられてしまう。鬼たちは大成を連れてこいというが……。困った二人はとうとう晴明のもとへかけこんだ。
絵 / 村上 豊
装幀 / 坂川事務所
初出 / 『オール讀物』平成13年10月号 -
短編1篇分を絵物語風に。話は面白かった。晴明が瘤をもらうために策略を巡らしているかんじ。今回は博雅をダシにしたように感じられた。挿絵の方は味わいがあってよかった。
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晴明の相棒役である博雅の笛を楽しむ話でした……
笛を吹いている時の描写がすごくよかったです! -
陰陽師シリーズの絵本版。
通常の文庫本のようにいくつか短編が入っているわけではなく、「瘤取り晴明」のみで1冊に仕立てられています。
文と絵が非常に良くマッチしているのも、表紙の紙が和紙風というのも良いなと♪
お話もとっても楽しい内容でした。
どこまでもクールな晴明と、「晴明のことが大好き」という感じが言葉の端々に滲み出ている博雅。
この二人の掛け合いは、いつも本当に面白い^^
今回のお話では、鬼たちを前にしての二人のやり取りが特に良かったです。
ここまで嵌ったシリーズものは、ちょっと珍しい。
私の中での陰陽師ブームはまだ暫く続きそうな予感です。 -
ほのぼのと読めておもしろかった。絵がよくあっていてよかった。
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陰陽師シリーズ。カラー挿絵付き。
昔ばなしの「こぶとりじいさん」がベースなのかな。晴明と本来関係あるのかは知らないけど、、、。
絵本仕立てになっている作りが、この陰陽師シリーズにすごく合ってて素敵。大人の絵本という感じで味わい深い。
たくさん出てくる妖の中に、今までに出てきた妖もあれやこれやと出てきてシリーズ読者には嬉しい限り。一話の短編程度の長さだけど、サービス満点でした。 -
(2015-05-03)
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日本昔ばなしの『こぶとりじいさん』をベースにしたお話。
絵本版なので、村上さんの味のある絵を楽しみつつ30分くらいで読めちゃう本です。
わかりやすくて面白かった♪
思った通りに進むお話ってけっこうストレス発散にもなります(笑)