無防備都市: 禿鷹の夜2

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 93
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163206202

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの禿富さんです。でも何故かカッコいい

  • 禿鷹の夜続編。面白かった。今回は一気に読めたせいか、1巻?より面白かった。今回は悪徳警察官が相手。しかしこんなに人間残虐になれるものか。水間が言うとおり、禿富は人間ではないな。それにしても、桑原世津子といい、松国遊佐子といい、禿富はもてるなぁ。悪い男に女は弱い、ってか。しかし惚れた男に躊躇無く殺されるなんて、世津子は気の毒だ。こんな人絶対好きにならないけどな。ハントバーなんてほんとにあるのか?

  • いやー面白かった。最高です。
    主人公は、悪徳警官で共感できませんが、なぜか応援してしまっています。たぶん、より巨悪に1人で立ち向かっているからなんでしょうね。とにかく、おもしろいです。是非、オススメします。

  • 9月7日 ~ 9月9日

    主人公に感情移入ができず、感動も興奮も無いと分っていても、気になって手に取り、一気に読んでしまうのは、どこかにカタルシスを感じているのだろう。
     最大悪の禿富の前に小悪は蹴散らされてしまい、それが少なからずも警察の浄化へとつながっていく皮肉。そしていずれは監察官や渋六興業と対決するだろう禿富には、どこからかふらりとやってきて、またどこかに去っていく「椿三十朗」のような風来坊の魅力に通じるものがあるのかもしれない。

  • 禿鷹シリーズ2作目。一作目以上の悪徳っぷり。一緒にいるヤクザさんのほうが断然にマトモに見えてしまう。何故にそこまで悪徳に徹するのか、どういう信念で行うものなのか(特に女性絡みで)、今作もヤクザさんと同様、振り回されるばかりで未だ見えて来ず。今後のシリーズのお楽しみというところなのかしら?

  • 禿鷹シリーズ2 ますますおもしろい、わかりやすくて、ハイそれだけ。洋服版東映やくざ路線

  • 禿鷹シリーズ第2弾。
    第1弾は禿鷹VSマフィアの対決だったが、今回の敵は味方のはずの悪徳警官たち。
    実際存在したら、絶対懲戒免職ものの手段で、次々と悪徳警官たちをやっつけていくのが爽快っ!!!
    第1弾から登場している渋六興業のヤクザさんたちが、とってもいい人に思えるぐらい。
    ただ、禿富が愛する女性が第1弾も第2弾も殺されてしまっているのが、悲しい・・・
    第3弾は円満に終わってほしい。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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